WBA世界ライト級1位にランクされるイサック・クルス(メキシコ)=25勝(17KO)2敗1分=は、同級王者ジェルボンテ・デービス(米)=29戦全勝(27KO)=との対戦を断念。変わって、元WBC世界ライト級暫定王者で、WBA世界スーパーライト級4位、IBF5位、WBC7位にランクされるライアン・ガルシア(米)=24勝(20KO)1敗=との対戦を希望。
クルスとガルシアは、2022年にWBCから世界ライト級挑戦者決定戦を行うよう指令された事があるが、クルスはエドゥアルド・ラミレス(メキシコ)=28勝(13KO)3敗3分1NC=との試合が決まっており、実現しなかった。
ガルシアはWBC世界スーパーライト級王者デビン・ヘイニー(米)=31戦全勝(15KO)=と戦う交渉を進めていたが、突然それを覆し、新たなターゲットとしてWBA世界同級王者ローランド・ロメロ(米)=15勝(13KO)1敗=との対戦を希望。所属するゴールデン・ボーイ・プロモーションに対し、対戦契約の締結を迫っている。
しかし、ロメロは1月6日(日本時間7日)に米・ラスベガスのヴァージン・ホテルズ・ラスベガスで開催された、WBA世界スーパーライト級暫定王座決定戦で、同級1位オハラ・デイビス(英)=25勝(18KO)3敗=に、初回1分53秒TKO勝ちで新王者となったイスマエル・バロッソ(ベネズエラ)=25勝(23KO)4敗2分=との王座統一戦義務があり、対戦期限は3月末となっており、世界王者としてリングに上がる為にはバロッソと戦わなければならない状況にある。
元WBO、WBC世界スーパーライト級王者で、WBO2位、WBC5位、IBF11位にランクされるホセ・カルロス・ラミレス(米)=28勝(18KO)1敗=。WBO世界スーパーライト級1位、WBC6位、IBF13位アーノルド・バルボサJr(米)=29戦全勝(11KO)=らの、スーパーライト級有力選手を傘下に収めた、オスカー・デラホーヤが、現在、フリーエージェントのクルスからのオファーにどう応えるかに注目。