3月9日(日本時間10日)、フランス・ルバロア=ペレのパレ・デ・スポール・マルセル・セルダンで開催された、EBU欧州スーパーミドル級タイトル戦。王者でWBC世界同級6位、IBF7位、WBO8位にランクされるケビン・レレ・サドジョ(フランス)=21戦全勝(19KO)=に、元WBA王者ジョバンニ・デ・カロリス(イタリア)=33勝(16KO)10敗1分=が挑んだ一戦は、サドショが8回TKO勝ち。

初回からカロリスに肉薄したサドジョは、2回にダウンを奪うと、7回にもダウンを追加。迎えた第8ラウンド、左ボディからの右フックで後退したカロリスを追ったサドジョが、右フックから左フックを叩き込むと、カロリスはキャンバスへ右膝を落とすダウン。同時にコーナーからタオルが投げ込まれ、試合はストップされた。

24歳から始めたボクシングで、「私の目標は2024年に世界タイトルを争うこと」と言う33歳のサドジョは、WBA&WBC2位、IBF3位、WBO4位にランクされる同国人のライバル、クリスチャン・ムビリ(フランス)=26戦全勝(22KO)=との対戦が期待されている。