9月14日(日本時間15日)、米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで開催されたPBC興行。3月30日(日本時間31日)に米・ラスベガスで、イサック・クルス(メキシコ)=26勝(18KO)3敗1分=に8回TKOで敗れ、WBA世界スーパーライト級王座を失ったローランド・ロメロ(米)=15勝(13KO)2敗=の再起戦。空位のWBAインターコンチネンタル同級王座を賭けた、マヌエル・ハイメス(米)=16勝(11KO)1敗1分=との10回戦は、ロメロが判定勝ち。スコアは99-91×3。

初回、ロメロはジャブを上下に伸ばしハイメスの出方を伺う。ガードを固めたハイメスはほとんど手を出さない。2回、ロメロは慎重にジャブを付き、丁寧な戦いぶり。3回、距離を詰めて出るハイメスにロメロは右アッパーをカウンターでヒット。

4回、ハイメスが前進。ロメロは右アッパー、左フックで迎え撃つ。しかっし、自分からは出ない。5回、仕掛けて出るハイメスにロメロは右ストレートをカウンター。鋭い左フックも降るが深追いはしない。6回、ロメロの出鼻にハイメスの右ストレートがヒット。距離が詰まるとロメロはクリンチ。

7回、ロメロはジャブを放ち徹底的に距離を取り、左フック、右アッパー。前に出るハイメスだが、有効打は奪えない。8回、体を預けてくるハイメスに対し、ロメロは接近戦を選択。左右フックを上下に叩き込む。ハイメスも右アッパー、左フックで応戦。

9回、出てくるハイメスにロメロは右ストレートをカウンターし、右アッパー、左フックをヒット。ハイメスは前には出るがヒットは奪えない。最終ラウンド、ロメロは押し込んでくるハイメスにボディ打ちを決め、右ストレート、アッパーをカウンター。リスクを冒すことない危なげない試合運びで10回を終了。再起戦を飾った。