3月23日(日本時間24日)、英・シェフィールドのユーティリタ・アリーナで開催された、マッチルーム・ボクシング興行のメインカード。WBCシルバー・スーパーライト級王座決定12回戦。WBC世界同級13位ダルトン・スミス(英)=15戦全勝(11KO)=と、元世界同級1位で3度の世界戦経験を持つホセ・セペダ(米)=36勝(27KO)4敗2NC=の一戦は、スミスが5回1分25秒KO勝ち。
初回、豊富なキャリアを持つサウスポーのセペダはジワリと前進。ジャブから左を上下に伸ばす。一方のスミスは足を使い動くがほとんど手を出さない。2回、セペダが距離を詰め左ストレート。スミスは間合いを図りながら右ストレートを狙う。3回、探り合いからスミスは右ストレート、左フックを放ち、セペダは飛び込んで逆ワン・ツー。
4回、距離を保って放つスミスの右ストレートが当たり始め、セペダはなかなか突破口を見つけられない。続く第5ラウンド、スミスの右アッパーがヒット。続けて右ストレートがセペダのボディに突き刺さると、セペダは一呼吸置きキャンバスへ倒れ込む。そのまま動く事が出来ずにテンカウントを聞いた。
サンディ・ライアンvsテリー・ハーパー 「結果」 WBO女子世界ウェルター級戦
セミファイナルのWBO女子世界ウェルター級タイトルマッチ。王者サンディ・ライアン(英)=6勝(2KO)1敗1分=に、2階級制覇のWBA女子世界スーパーウェルター級王者テリー・ハーパー(英)=14勝(6KO)1敗2分=が挑んだ一戦は、ライアンが4回終了TKO勝ち。
ジャブの差し合いで始まった試合は、ライアンが右ストレートから左フックを上下につなげ先手。3回、前に出るライアンは右ストレート、左フックからの連打でハーパーを追い込む。4回、完全に後手に回ったハーパーはライアンのワン・ツー、左フックを浴び防戦一方。ハーパー陣営は4回が終了すると棄権を選択。ライバル対決はライアンの圧勝に終わった。
BBBofC(英国ボクシング管理委員会)中部地区スーパーライト級王者ジェームズ・フリント(英)=13勝(3KO)1敗2分=に、リッキー・ハットン2世のキャンベル・ハットン(英)=14戦全勝(5KO)が挑んだ10回戦は、フリントが10回判定勝ち。スコアは98-92、97-95、97-94。好ファイトを演じたハットンだが、終盤抜け出したフリントの前に初黒星を喫した。