10月13日(日本時間14日)にメキシコ・カンクンで、元WBA世界フライ級&WBA世界スーパーフライ級王者ルイス・コンセプシオン(パナマ)=40勝(29KO)10敗=を8回TKOに破った、WBC世界スーパーフライ級5位、WBA6位、IBF15位デビッド・クエラー(メキシコ)=25戦全勝(17KO)=が、いよいよ世界王座チャレンジへのステップアップへ挑む。

プロモーターのオズワルド・キュキュレは1月中旬に予定する次戦は、WBCに対し世界タイトルへの指名挑戦権を賭けた戦いを提案する事を明らかにし、来年半ばにWBC王座への挑戦を目指す考えを明らかにしている。しかし、その後はすぐにバンタム級へ転向するプランがあり、既にWBOでは世界バンタム級6位にランクされている。

21歳のクエラーは2021年10月に戦った、元WBO世界ミニマム級&WBO世界ライトフライ級暫定王者モイセス・フェンテス(メキシコ)=25勝(14KO)=が、試合後に亡くなるというアクシデントがあったが、以後も連勝を続け上位に喰い込んで来た。

5歳でボクシングに興味を持ったというクエラーは、アマ戦績90勝10敗を残し15歳でプロ転向。カネロ・アルバレス(メキシコ)をビッグスターに育て上げた、エディ・レイノソの実父チャボ・レイノソの指導を受けており、チャボは「カネロ以来、私が見た中で最も規律正しいファイターだ。彼は賢く、本当に世界チャンピオンになりたいと思っている」と、クエラーのボクシングに対する姿勢を絶賛。今後に注目。