6月1日(日本時間2日)、サウジアラビア・リヤドのキングダム・アリーナで開催された、マッチルームvsクイーンズベリー5×5対抗戦。元WBC世界ヘビー級王者で、WBC7位、WBA10位、WBO13位のディオンテイ・ワイルダー(米)=43勝(42KO)3敗1分=と、前WBO世界同級暫定王者で、現在2位にランクされるチャン・ツィーレイ(中国)=26勝(21KO)2敗1分=の12回戦は、チャン(クイーンズベリー)が5回1分51秒KO勝ち。

初回、巨漢サウスポーのチャンはプレスを掛け距離を詰め、ワイルダーが受け身となり互いに一発を狙い合うが、ほとんど手は出ない。2回、チャンの左ストレート、右フックがヒット。下がるワイルダーは極端に手数が少ない。3回、互いに手数は少ないが、チャンの左ストレートがヒット。4回、流れは変わらない。両選手共に、利き手のストレートを狙うが手が出ない。

5回、開始と共にワイルダーが攻勢に出て右ストレートをヒット。一瞬ひるんだチャンだが、打ち気に出たワイルダーの右ストレートに合わせ、右フックをカウンターで決めると、ワイルダーは後ろ向きによろける。冷静に追ったチャンは、すぐさま右フックを打ち込みダウンを奪う。仰向けに倒れたワイルダーは何とか立ち上がったが、足元定まらず試合続行は許されず。チャンの見事なカウンター一撃の勝利だった。

すっかり自信がなくなったような戦いぶりだったワイルダーは、戦前から公言していた通リ引退が濃厚とみられる。