4月25日(日本時間26日)、デンマーク・コリングのシドバンク・アリーナで開催されたプライム・タイム・ボクシング王業のメインイベント。WBCスーパーミドル級挑戦者決定12回戦。WBO世界同級3位、WBC4位、IBF8位ジェイコブ・バンク(デンマーク)=18戦全勝(10KO)=と、WBO世界同級7位パウリヌス・ンジョロニム(ナミビア)=20勝(18KO)1敗=の一戦は、バンクが5回1分19秒KO勝ち。
序盤から優位に立った地元期待のバンクは、迎えた第5ラウンド、強烈な左ボディでンジョロニムの動きを止め、右ボディストレートでロープ際まで後退させる。完全にボディを効かされたンジョロニムは、ロープを背にバンクの左ストレートを受けるとダウン。そのまま動けずアリ・ウバアリ(フランス)主審のテンカウントを聞いた。
25歳のデンマークの新星バンクは、1月31日(日本時間2月1日)に同所で行われたWBOグローバル・スーパーミドル級タイトルマッチで、元IBF世界同級王者でIBF世界同級9位にランクされていたウィリアム・スカル(キューバ / ドイツ・ベルリン在住)=23勝(9KO)2敗=から3度のダウンを奪って12回KO勝ち。

スカルは昨年5月のサウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)=63勝(39KO)3敗2分=との戦いで、カネロにダメージングヒットを許さず、見せ場を作らせないまま12回を戦い抜いていたが、バンクは崩されない巧さを持つ技巧派のスカルを豪快にKOし、大きく評価を上げていた。
デンマークでは元WBA、WBC世界スーパーミドル級王者ミッケル・ケスラーを超える存在になるとの声もあがり、国を挙げてバンクの世界王座獲得への期待が膨らんでいる。
WBC世界同級はクリスチャン・ムビリ(フランス)=29勝(24KO)無敗1分=が暫定王者から正規王者に昇格。3月21日(日本時間22日)に行われた暫定王座決定戦で、レスター・マルティネス(グアテマラ)=20勝(16KO)無敗1分=が、イマヌエル・アリーム(米)=22勝(14KO)4敗3分=を12回判定で破り暫定王座を獲得。
9月12日にサウジアラビア・リヤドでのリング復帰を発表したカネロは、「対戦相手は世界王者でなければならない」としており、WBCが世界王者に押し上げたムビリとの対戦が確実視されている。
