1月27日(日本時間28日)に、米・アリゾナ州フェニックスのフットプリント・センターで開催された、WBCシルバー・スーパーミドル級タイトル12回戦。王者でWBO1位、WBC2位にランクされるハイメ・ムンギア(メキシコ)=40戦全勝(32KO)=に、WBC世界同級8位、WBO9位、IBF10位ジョン・ライダー(英)=32勝(18KO)6敗=が挑んだ一戦は、ムンギアが9回1分25秒TKO勝ち。

スピードある左ジャブ、右ストレートでサウスポーのライダーに迫ったムンギアは、第2ラウンド、右ストレートを決め先制のダウンを奪う好スタート。3回、ライダーの左ストレートに対し、ムンギアは右ストレート、左ボディを決める。4回、ムンギアの速い右ストレートが有効。終了間際には左ショートをカウンターで決め、この試合2度目のダウンを奪った。

5回、ムンギアの右フックでライダーはグラつく。左ストレートを頼りに反撃に出たいライダーだが、ムンギアは連打を許さず、スピードあるコンビネーションでリードを広げる。8回には右フックからの連打でライダーを追い込んだ。

迎えた第9ラウンド開始早々、ムンギアの右フックでライダーはダウン。再開後、ムンギアは右ストレートからの左ボディでこのラウンド2度目のダウンを奪う。ここも立ったライダーだが、ムンギアの連打を受け防戦一方になると、コーナーは棄権の意思表示。試合はムンギアの圧勝に終わった。