4月13日(日本時間14日)、米・テキサス州コーパスクリスティのアメリカン・バンク・センターで開催された、トップランク興行のメインカード。WBOインターナショナル&WBC米国ヘビー級王座戦。王者でWBO世界ヘビー級4位、WBC&IBF5位、WBA13位ジャレッド・アンダーソン(米)=16戦全勝(15KO)=に、元WBA世界クルーザー級王者でWBC世界ブリッジャー級1位、WBA3位、WBO世界ヘビー級14位にランクされるリャド・メルウィー(ベルギー)=32勝(26KO)2敗=が挑んだ一戦は、アンダーソンが判定勝ち。スコアは100-90、100-90、99-91。
メルウィーは手数少なく、終始ディフェンシブな戦いに徹したまま10回を終了。アンダーソンにも決め手がなく、キャリア2度目の最終回終了ゴングを聞いた。
WBCシルバー・ヘビー級王座戦。王者でWBC4位、IBF9位、WBO10位のエフェ・アジャグバ(ナイジェリア)=19勝(14KO)1敗=に、挑戦者グイド・ヴィアネロ(イタリア)=12勝(10KO)1敗1分=が挑んだ一戦は、アジャグバが判定勝ち。スコアは96-94、96-94アジャグバと、96-94ヴィアネロのスプリット。
アジャグバは2回終了間際、ヴィアネロの右でよろよろと後退。ロープ際で乱打を浴びあわやダウンのピンチを凌ぐ。波乱のスタートとなった試合は、3回以降、アジャグバが立て直し中盤を制したが、ヴィアネロもしぶとく喰い下がり、両者共に疲労した最終ラウンド、死力を振り絞って反撃。大善戦のヴィアネロだったが、アジャグバが際どく勝利。面目を保った。
WBCシルバー・フェザー級王座決定戦。WBC世界同級2位、WBO7位、IBF10位、WBA14位ルーベン・ヴィラ(米)=21勝(7KO)1敗=と、クリスチャン・クルス(メキシコ)=22勝(11KO)6敗1分=の一戦は、ヴィラが判定勝ちで新王者。スコアは98-92、98-92、97-93。
昨年11月16日(日本時間17日に、米・ネバダ州ラスベガスのT-モバイル・アリーナで、WBO世界スーパーフェザー級王者エマヌエル・ナバレッテ(メキシコ)=38勝(31KO)1敗=1分=に挑み12回引き分けた、WBC世界同級2位ロブソン・コンセイサン(ブラジル)=17勝(8KO)2敗1分1NC=と、ホセ・オルティス(メキシコ)15勝(5KO)1敗1分=の8回戦は、コンセイサンが7回2分27秒TKO勝ち。
第7ラウンド、コンセイサンは接近戦で左ボディアッパーを叩き込みダウンを奪うと、何とか再開に応じたオルティスのボディを連打。続けて右を打ち込みオルティスが崩れ落ちると、試合はストップされた。
IBF世界フェザー級5位、WBO9位チャーリー・スアレス(フィリピン)=16戦全勝(9KO)=と、ルイス・コリア(米)=15勝(7KO)6敗=の8回戦は、コリアが終盤追い上げ8回終了間際ダウンをスコアしたが、スアレスが判定勝ち。スコアは77-74、77-74、76-75。