10月12日、東京・有明アリーナで開催された、『TREASURE BOXING PROMOTION4』。メインカードのスーパーバンタム級10回戦。元3階級制覇王者で、WBO世界同級3位、IBF6位、WBC7位にランクされるジョンリエル・カシメロ(フィリピン)=33勝(22KO)4敗=と、元IBF世界同級王者の小國以載(角海老宝石)=21勝(8KO)2敗2分=選手の一戦は、第4ラウンド27秒負傷引き分け。

試合は初回からカシメロがいきなりの右フックを振って仕掛け、小國選手がワン・ツー、左ボディで応戦。危険な序盤戦をうまく乗り切った小國選手だったが、迎えた第4ラウンド、飛び込んで来るカシメロと小國選手の頭が激突し、小國選手は頭部から出血。傷は大きくドクターチェクの後、試合はストップされた。

セミファイナル。OPBF東洋太平洋バンタム級タイトルマッチ。王者でWBC3位、IBF4位の栗原慶太(一力)=17勝(15KO)7敗1分=選手に、元世界王者のフローイラン・サルダール(フィリピン)=33勝(23KO)7敗1分が挑んだ一戦は、サルダールが初回1分TKO勝ち。開始早々、右をアウトコースから叩きつけ栗原選手をグラつかせたサルダールは、さらに右を連打。最後は、右アッパーを打ち込みダウンを奪う。再開に応じた栗原選手だが、最初の右フックで2度目のダウン。ここも立ったが、サルダールは一気の連打でレフェリーストップを呼び込んだ。

アンダーカード結果

WBOアジア・パシフィック・スーパーウェルター級戦。

◯王者井上岳志(ワールドスポーツ) TKO6回2分2秒 挑戦者ティーラナン・マートサーリー(タイ)

フェザー級8回戦 

◯藤田健児(帝拳) 判定 79-72、79-72、78-73 ジョー・サンティシマ(フィリピン)

フライ級8回戦 

◯ビンス・パラス(フィリピン) 判定 78-74、77-75、75-77 石澤 開 (M.T)

バンタム級8回戦 

◯サウル・サンチェス(米) 判定 79-73、79-73、78-74 RV・デニエガ(フィリピン)