WBC世界スーパーフライー級王者ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)=44勝(28KO)3敗=に、ジェシー・ロドリゲス(米・帝拳)=19戦全勝(12KO)=が挑むタイトル戦が、今夏、米・アリゾナ州フェニックスで開催が計画されている事をマッチルーム・ボクシングのエディ・ハーンが明かした。

ロドリゲスは昨年12月16日(日本時間17日)に米・アリゾナ州グレンデールのデザート・ダイヤモンド・アリーナで行われた、IBF王者サニー・エドワーズ(英)=20勝(4KO)1敗=との王座統一戦で9回終了TKO勝ちすると、リングサイドで観戦していたエストラーダに対し、「スーパーフライ級に戻り、タイトルを返してもらう」と宣言。

これに対しエストラーダは、「2024年はジェシーと対戦したい」と、対戦を受け入れを表明していた。しかし、2022年12月のローマン・ゴンサレス(ニカラグア・帝拳)=51勝(41KO)4敗=戦以降、リングに上がっていないエストラーダは、春に前哨戦を挟む事を希望している。

WBC ジャーメル・チャーロ 休養王者認定!

WBCは世界スーパーウェルター級王者ジャーメル・チャーロ(米)=35勝(19KO)2敗1分=を休養王者に認定。昨年9月30日(日本時間10月1日)に米・ラスベガスで、サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)=60勝(39KO)2敗1分=の持つ、4団体統一世界スーパーミドル級王座に挑戦し、判定負けを喫して以来リングを遠ざかるチャーロに対し、WBCはスーパーウェルター級でのリング復帰は確実でないと裁定した。

空位となった王座は、3月30日(日本時間31日)に米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで対戦が決まっている、同級2位セルヒイ・ボハチュク(ウクライナ・米在住)=23勝(23KO)1敗=と、同級3位セバスチャン・フンドラ(米)=20勝(13KO)1敗1分=により争われる事が決定。

4団体統一王者だったチャーロに残るのはWBA王座だけとなったが、こちらも1位イスラエル・マドリモフ(ウズベキスタン)=9勝(6KO)=無敗1分=と、2位マゴメド・クルバノフ(ロシア)=25戦全勝(13KO)=による王座決定戦が計画されており、WBC同様、休養王者となる可能性が高い。