5月4日(日本時間5日)、世界で最も権威あるボクシング専門誌「ザ・リング」が、階級を超えた格付けランキング”パウンド・フォー・パウンド”を更新。5月2日に東京ドームで行われた世紀の一戦で、中谷潤人(M・T)=32勝(24KO)1敗=選手に勝利した、4団体統一世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(大橋)=33戦全勝(27KO)=選手が、約2年ぶりに1位に返り咲き。敗れた中谷選手は7位となった。
2位に降格したWBC、IBF世界ヘビー級&WBA世界同級スーパー王者オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)=23戦全勝(14KO)=は、5月23日(日本時間24日)にエジプト・ギザのピラミッド特設会場で、元キックボクシング王者のリコ・ヴァーホーベン(オランダ)=1勝(1KO)=と対戦するが、これに勝利しても1位奪回の材料とはならない。
井上選手の次戦対戦相手候補に挙がっている、WBA、WBC、WBO世界スーパーフライ級王者ジェシー・”バム”・ロドリゲス(米)=23戦全勝(16KO)=は4位。リング誌を個人的に所有するサウジアラビア・総合娯楽庁のトゥルキ・アラルシク大臣は、井上vsロドリゲスの実現を推進しており、この戦いはPFP NO.1を賭けた試合となるだろう。

また、アラルシク大臣は、5月2日(日本時間3日)に米・ラスベガスで、WBA、WBO世界クルーザー級王者ヒルベルト・ラミレス(メキシコ)=48勝(30KO)2敗=を6回KOで破り、3階級制覇に成功したデビッド・べナビデス(米)=32戦全勝(26KO)=と、ウシクの対戦を実現させる構えを見せている。
39歳のウシクは、あと数戦で引退する事をほのめかしており、より報酬を獲得出来る相手との対戦を優先させる考えを示しているが、スーパーミドル級から上がって来たべナビデスとの対戦を承諾するかどうかは興味が持たれる。
べナビデスはサウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)=63勝(39KO)3敗2分=との対戦実現を数年間に渡って訴えて来たが、まずこれは実現しない。ウシクへ挑む冒険ファイトに乗り出す可能性も十分考えられる。
