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5月2日に東京ドームで行われた、4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ。4団体統一王者の井上尚弥(大橋)=33戦全勝(27KO)=選手に、元世界3階級制覇王者でWBA、WBC、WBO世界同級1位、IBF3位にランクされる中谷潤人(M・T)=32勝(24KO)1敗=選手が挑んだタイトル戦をメインとした大橋プロモーション興行のPPV販売数が、ボクシング、格闘技を通じた全興行のPPV販売数でトップになった事を、大橋ジムの大橋秀行会長が明かした。

これまでの記録は2022年6月19日に東京ドームで開催された、那須川天心vs武尊をメインとする「THE MATCH 2022」の53万件で、ABEMA・PPVの通常視聴価格は5,500円(税込)で、約29億1500万円の売り上げを記録。大橋会長は「具体的な数字は言えない」としたが、Lemino・PPVの井上vs中谷の事前購入価格は6,050円(税込)で、約32億円以上の売り上げを記録。5万5千人の観衆を集め約44億円の入場料収入を得た世紀の一戦は、放映料等を含め100億円興行となった。

Naoya Inoue
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これまでの日本プロボクシング界ではとても考えられない数字で、2009年11月に朝日新聞紙上で、「何とかしないとボクシングは古典芸能になってしまう」と、プロボクシング界の将来を危惧していた大橋会長だが、2012年10月に大橋ジムからプロ入りした井上選手を擁し、一気に歴史を塗り替え「ボクシングも夢がある時代になった」と言えるようになったことは、研鑽と努力の賜物に他ならない。

井上尚弥 2025年99億円稼ぐ 拳聖ピストン堀口超え ボクシングは古典芸能にならず

53万件以上を売った井上選手のPPVファイトは今後も記録の更新が期待される。ボクシング界で一番稼ぐ男、サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)は、2013年9月のフロイド・メイウェザーJr戦での220万件が最高で、ゲンナジー・ゴロフキンとの初戦は130万件。再戦で110万件を記録したが、100万件越えはこの3試合のみで、昨年9月のエドガーベルランガ戦は65万件だった。

WBA世界ライト級王者ジェルボンテ・デービス(米)は、2023年4月のライアン・ガルシア戦で120万件を記録。その後のフランク・マーティン戦は35万件、ラモント・ローチ戦は26万件にとどまっている。

Naoya Inoue vs. Jesse Bam Rodriguez
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年内は休養に充てるという井上選手には、サウジアラビア・総合娯楽庁のトゥルキ・アラルシク大臣が、来年2月に「リヤドシーズン」の日本大会として、名古屋のIGアリーナで、井上選手にWBC、WBA、WBO世界スーパーフライ級3団体統一王者ジェシー“バム”ロドリゲス(米)=23戦全勝(16KO)=が挑むタイトル戦をオファー。50億円のファイトマネーを提示している。

ロドリゲスは6月13日(日本時間14日)に米・アリゾナ州グレンデールのデザート・ダイヤモンド・アリーナで、WBA世界バンタム級休養王者となっているアントニオ・バルガス(米)=19勝(11KO)1敗1NC=との対戦が決定。これに勝ち、6月6日に行われるガルシアvsモロニーのIBF世界スーパーフライ級戦勝者と年内に戦い、その後、井上選手との対戦に臨む事が既定路線と見られる。

アクシデントがない限り井上vsロドリゲスは実現すると思われるが、PPV放映となった場合、どれほどの記録が出るのか、大いに楽しみです。

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