サウジアラビア王子で政府系ファンドを管理し、エンターテインメントのための資金管理をしている、トゥルキ・アラルシク大臣は、実現させたい4つのドリームファイトを公表。その一つに、4団体統一世界スーパーバンタム級王者の”ザ・モンスター”井上尚弥(大橋)=27戦全勝(24KO)=選手と、WBA世界ライト級王者ジェルボンテ・デービス(米)=29戦全勝(27KO)=の対戦が挙げられている。
他に、WBC世界ヘビー級王者タイソン・フューリー(英)=34勝(24KO)無敗1分=と、前3団体統一世界ヘビー級王者アンソニー・ジョシュア(英)=28勝(25KO)3敗=の、英国人ヘビー級対決。
4団体統一世界世界スーパーミドル級王者サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)=61勝(39KO)2敗2分=vsWBC、WBA、WBO世界ウェルター級王者テレンス・クロフォード(米)=40戦全勝(31KO)=。
延期されたWBC、WBO、IBF世界ライトヘビー級王者アルツール・ベテルビエフ(ロシア→カナダ)=20戦全勝(20KO)=と、WBAスーパー王者ドミトリー・ビボル(ロシア)=22戦全勝(11KO)=による、4団体王座統一戦奏者と、WBC世界ライトヘビー級暫定王座決定戦出場が決まっている、デビッド・ベナビデス(米)=28戦全勝(24KO)=の対戦となっている。
ウェイト面で一番開きがあり、実現が厳しいと思われる井上vsデービスだが、自身が観たいと思うカードを実現させようとする、アラルシク大臣だけに将来的な対戦実現に期待したい。
WBA デービスvsマーティン 当日リミット12ポンドオーバー!
デービスは6月15日(日本時間16日)に米・ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナで、同級2位フランク・マーティン(米)=18戦全勝(12KO)=とのタイトル戦が決まっているが、WBAが当日増量を12ポンドまでとする事を決定した事に対し、「そんな事は要求していない」と反発。
WBAのヒルベルト・ヘスス・メンドサ会長は、「他の階級でも義務付けるのか」の質問には言及していない。