1月6日(日本時間7日)、米・ラスベガスのヴァージン・ホテルズ・ラスベガスで開催された、ゴールデン・ボーイ・プロモーション興行のメイン。WBA世界スーパーウェルター級3位バージル・オルティスJr(米)=19戦全勝(19KO)=と、フレデリック・ローソン(ガーナ)=30勝(22KO)3敗=のノンタイトル12回戦は、オルティスJrが初回2分33秒TKO勝ち。
試合は左ジャブを突きローソンを追ったオルティスJrが、右フックを放ちロープ際に後退したローソンに、左ボディから右を叩きつけ、ガードを固めるローソンに連打で襲いかかったところで、トニー・ウィークス(米)主審が唐突に試合をストップ。オルティスJrの手を挙げたが、歓声と共に大きなブーイングが会場から沸き起こった。
オルティスJrは3度に渡る新型コロナウィルス感染が原因による炎症性疾患から、横紋筋融解症を発症。WBA世界ウェルター級レギュラー王座への挑戦を断念し、階級を上げての、約1年5ヶ月ぶりのリング復帰戦だった。