WBAは世界フライ級王者アルテム・ダラキャン(ウクライナ)=22戦全勝(15KO)=と、同級1位ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)=18勝(11KO)2敗1分=選手の指名戦を指令。6度の防衛に成功しているダラキャンだが、ロシアによるウクライナ侵攻の為、自国で戦うことが出来ず、1月のダビ・ヒメネス(コスタリカ)との指名戦は、英・ウェンブリーで行い僅差の判定勝利。その後も試合チャンスに恵まれず、2戦連続の指名挑戦者との対戦になる。
地方ハンデの逆境から這い上がり、1981年に日本スーパーライト級王座を獲得。黒星先行ながらWBA世界3位まで上り詰めた守安竜也会長の倉敷守安ジムからは、ミニマム級で2度世界に挑戦したウルフ時光選手以来の世界戦。交渉の行方に注目。