2月24日(日本時間25日)、米・フロリダ州オーランドのカリビ・ロイヤル・オーランドで開催された、WBA&WBC米大陸フライ級王座決定戦。世界同級4位アンディ・ドミンゲス(メキシコ)=10戦全勝(6KO)=と、同級12位ヤンキエル・リベラ・フィゲロア(プエルトリコ)=4戦全勝(2KO)=の一戦は、フィゲロアが判定勝ち。スコアは99‐91×3。

共に初の10回戦。上体を振り、右ストレート、左フックで前進するドミンゲスに対し、サウスポーのフィゲロアは動きながら左ストレートで迎撃。初回から激しいペース争いが繰り広げられた試合は、両選手共に譲らず中盤へ。ボディを攻めるドミンゲスだが、フィゲロアの左ストレートの正確性が一枚上の印象。

6回、フィゲロアの回転の速いコンビネーションがドミンゲスを捉え、試合のペースを引き寄せる。7回、フィゲロアは打っては動き、ドミンゲスに的を絞らせない。8回もドミンゲスの攻撃はワンテンポ遅れ、フィゲロアのコンビネーションが冴える。

9回、劣勢のドミンゲスは圧力を強め強引に前進。右をストレートが決まるとフィゲロアの動きが止まり、ダウン寸前の大ピンチ。逆転を狙いふらつくフィゲロアを追い回したドミンゲスだが、決定打は決められずラウンド終了。最終回、フィゲロアは動いてドミンゲスを交わし試合終了ゴング。