12月16日(日本時間17日)に米・アリゾナ州グレンデールのデザート・ダイヤモンド・アリーナで行われた、IBF、WBO世界フライ級王座統一戦で、IBF王者サニー・エドワーズ(英)=20勝(4KO)1敗=を、9回終了棄権に追い込み王座統一に成功した、IBF&WBO王者ジェシー・ロドリゲス(米・帝拳)=19戦全勝(12KO)=は、試合後、リングサイドで観戦していた、WBC世界スーパーフライー級王者ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)=44勝(28KO)3敗=に対し、「スーパーフライ級に戻り、タイトルを返してもらう」と宣言した事に対し、エストラーダは「2024年はジェシーと対戦したい」と、対戦を受け入れる意思を明らかにした。
WBA王者井岡一翔(志成)=29勝(15KO)2敗1分=選手と、大晦日に日本での対戦が交渉されていたエストラーダは、最終的に報酬面で折り合わず対戦を断念。2023年は1度もリングに上がる事無く終わり、バンタム級王座獲得へ動く構えを見せていたが、最初から報酬面では多くを期待出来ない。
WBCは暫定王者にカルロス・クアドラス(メキシコ)=42勝(28KO)5敗1分=を認定し、エストラーダに対しクアドラスとのWBC王座統一戦の挙行を迫ると思われるが、エストラーダはクアドラスとの対戦には興味がないとし、スーパーフライ級王者として不敗のフライ級王者ロドリゲスの挑戦を受ける考え。
DAZNにより放映される事になるエストラーダvsロドリゲスは、両選手が望む報酬を用意出来ると思われ、対戦実現が期待される。また、この試合が実現するとWBC世界ライトフライ級&WBAスーパー(統一)王者寺地拳四朗(BMB)=22勝(14KO)1敗=選手が、階級を上げた場合、2階級制覇へのチャレンジ戦が早期実現可能となる。今後に注目。