WBOは世界ライトヘビー級1位ジョシュア・ブアッツィ(英)=17戦全勝(13KO)=と、同級6位ウィリー・ハッチンソン(英)=18勝(13KO)1敗=による、同級暫定王座決定戦を指令。WBOは世界同級王者アルツール・ベテルビエフ(ロシア→カナダ)=20戦全勝(20KO)=が負傷し、6月1日(日本時間2日)にサウジアラビア・リヤドのキングダム・アリーナで開催が決まっていた、WBAスーパー王者ドミトリー・ビボル(ロシア)=23戦全勝(12KO)=との4団体王座統一戦が延期されたことを受け、暫定王座の設置を決定。

ブアッツィと、同級3位アンソニー・ヤード(英)=25勝(24KO)3敗=の対戦を指令したが、ヤード陣営の契約トラブルにより交渉は停滞。ヤードの代理人としてBoxxerが、交渉期間の延長を求めたが、WBOはそれを認めず、6月1日(日本時間2日)にサウジアラビアで、WBA世界同級4位、IBF12位クレイグ・リチャーズ(英)=18勝(11KO)4敗1分=に12回判定勝ちした、ハッチンソンに出場チャンスを与えた。

ヤードは現在、フリーエージェントである事を主張しているが、クイーンズベリー・プロモーションのフランク・ウォーレンは、契約はまだ終了していないとし、「残りの義務を果たすことを期待している」との声明を発表。

ウォーレンは傘下のハッチンソンが、世界ランカーのリチャーズに勝利した実績を基に、暫定王座戦への出場準備が出来ている事をWBOに通達。WBOはこれを認め、ブアッツィとの暫定王座戦を指令した。交渉期間は10日間で、対戦同意に達しない場合は入札が開催される。最低落札価格は30万ドル(約4670万円)。