昨年9月18日に東京・有明アリーナで、中谷潤人(M・T)=26戦全勝(19KO)=選手が保持していたWBO世界スーパーフライ級王座に挑み、12回判定負けを喫したWBO、WBC世界スーパーフライ級14位アルジ・コルテス(メキシコ)=25勝(10KO)4敗2分=の再起戦が、1月20日(日本時間21日)、メキシコ・シウダー・フアレスのジョスエ・ネリ・サントス市立体育館で開催された、サンフェル・プロモーション興行で行われた。

コルテスは空位のIBF北米スーパーフライ級王座を賭けて、2018年11月に来日し、船井龍一(ワタナベ)選手とIBF世界スーパーフライ級王座への挑戦権を争った事もある、元世界ランカーのビクトル・エマニュエル・オリボ(メキシコ)=21勝(9KO)3敗1分=と対戦。

試合は終始先手を取ったコルテスが、終盤のオリボの反撃を振り切り、98-92、98-92、96-94のスコアで勝利。再起戦を飾った。デビュー4戦目までに2敗を喫しているコルテスだが、2022年9月のファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)=44勝(28KO)3敗=戦では、ダウンを奪われながらも大善戦の小差判定負けで名前を挙げた。昨年の中谷選手との試合でも、3度のダウンを奪われながら最後まで粘り強く戦っている。今後の再上昇に注目。