IBFが指令していた世界バンタム級挑戦者決定戦。同級、4位チャーリー・エドワーズ(英)=20勝(7KO)1敗1NC=と、同級5位ホセ・サラス・レイエス(メキシコ)=15戦全勝(10KO)=の入札は、サンプソン・リューコーイッツのサンプソン・ボクシングが、単独入札の2万5千ドル(約374万円)で落札。試合は来年1月24日(日本時間25日)にレイエスの地元、メキシコ・ティファナで開催が予定されている。
当初、レイエスと前同級王者で現在同級3位にランクされるエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)=24勝(13KO)3敗1NC=により行われ予定だった挑戦者決定戦は、ロドリゲス擁するフレッシュ・プロダクションが12万500ドル(約1730万円)で落札に成功。
11月9日(日本時間10日)にプエルトリコ・バヤモンのルーベン・ロドリゲス・コロシアムで開催が決まっていたが、ロドリゲスがケガにより出場を辞退。IBFはレイエスとエドワーズによる挑戦者決定戦を新たに指令していた。
レイエスをプロモートするボックスツァ―・プロモーションは、元WBC世界フライ級王者エドワーズの地元、英国での対戦を辞さずとの構えを見せていたが、交渉は進展せず、エドワーズ陣営の入札への参加もなった事から、エドワーズが海を渡りメキシコに遠征する可能性は限りなく低いと見られている。
エドワーズが対戦を辞退した場合、12月15日に大阪・住吉スポーツセンターで行われる、同級王者西田凌佑(六島)=9戦全勝(1KO)=選手と、同級14位アンチャイ・ドンスア(タイ)=16戦全勝(7KO)=のタイトル戦勝者へ、レイエスが指名挑戦者として挑む事になると見られる。
レイエスは、メキシコ・ティファナをホームリングとする22歳のサウスポーで、昨年、マーロン・タパレス(フィリピン)戦を前にした井上尚弥(大橋)選手のスパーリング・パートナーを務めている。また、海外ファン、関係者からの評価も高い。