5月6日、オーストラリア・ニューカッスルのニューカッスル・エンターテイメント・センターで開催された、ノーリミット・ボクシング・プロモーション興行のメインイベントで行われた、WBOインターナショナル・スーパーウェルター級王座決定10回戦。IBF世界同級6位、WBO9位ニキータ・チュー(オーストラリア)=11勝(9KO)無敗1NC=と、WBO世界同級15位オスカー・ディアス(スペイン)=16戦全勝(6KO)=の一戦は、チューが6回終了TKO勝ち。
初回から主導権を握ったサウスポーのチューは、第2ラウンド、左ストレートで先制のダウンを奪うと、その後も強打でディアスを圧倒。迎えた第6ラウンド、チューの左ストレート、右フックを受けたディアスは右膝をキャンバスへ落としたが、そこへチューはさらに2発のパンチをヒット。
ディアス陣営のセコンドはコーナーエプロンに上がり猛抗議。これを見たチューは謝罪のアクションを示しながらニュートラコーナーへ向かう。ウィル・スーロス(オーストラリア)主審は8カウントを数えそのまま試合を続行。6回が終了するとディアス陣営は棄権を選択し、チューのTKO勝利となった。

ダウン後の加撃に対しチューは、「相手の膝が地面についているのには気づかなかった。しゃがんでいるのだと思った。相手がしゃがんでいるなら、攻撃を続けなければならない」と説明した。6回終了までのスコアはジャッジ三者が揃って60-52でチューがリードしていた。
世界ランク上位進出を決定付けた28歳のチューは、「学ぶことがたくさんある。まだ世界タイトルなんて考えていない」と謙虚な姿勢を見せたが、兄ティムに続く世界王座獲得が期待されている。
チューは1月16日にオーストラリア・ブリスベンで、WBA世界ミドル級4位、WBO6位のマイケル・セラファ(オーストラリア)=34勝(22KO)5敗1NC=と対戦。オーストラリア人同士による最大級のファイトとして注目を集めたが、試合はゼラファの負傷により3回2秒ノーコンテストに終わっていた。
