昨年10月14日に東京・有明アリーナで、田中恒成(畑中)=20勝(11KO)2敗=選手が保持していた、WBO世界スーパーフライ級王座を攻略し、新王者となったプメレレ・カフ(南アフリカ)=11勝(8KO)無敗3分=の初防衛戦は、5月に南アフリカで開催を予定。挑戦者は元WBA世界同級王者で4位にランクされるアンドリュー・モロニー(オーストラリア)=27勝(17KO)4敗1NC=が有力で、交渉は最終段階に入っている。
カフは元世界4階級制覇王者でWBA、WBC、WBO世界スーパーフライ級1位、IBF5位にランクされる、ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)=52勝(42KO)4敗=を相手に、ロマゴンの地元ニカラグアで、3月下旬から4月にかけてV1戦が計画されていたが、最終決定に至らず計画は頓挫。カフは急遽、地元で防衛戦を行う事になった。
モロニーは昨年5月12日にオーストラリア・パースのRACアリーナで行われた、WBC世界同級暫定王座決定戦で、ペドロ・ゲバラ(メキシコ)=42勝(22KO)5敗1分=にスプリットの判定負け。判定に不満のモロニーはリング上で引退を声明。
しかし、これは懇意され昨年12月15日にオーストラリア・メルボルンで、ジャクラウット・マジュンゴエン(タイ)=47勝(26KO)7敗2分=を3回KOで破り再起に成功している。
6/11 ケイティ・テイラーvsアマンダ・セラノ 3

女子プロボクサー史上2人目の2階級4団体統一王者で、4団体統一女子世界スーパーライト級王者のケイティ・テイラー(アイルランド)=24勝(6KO)1敗=に、女子メジャー団体7階級制覇王者のアマンダ・セラノ(プエルトリコ)=47勝(31KO)3敗1分=が挑むタイトル戦が、7月11日(日本時間12日)に米・ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンで開催される事が決定。
2022年4月30日(日本時間5月1日)に米・ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンで行われた初戦は、96-93、97-93、94-96のスプリット判定でテイラーが勝利。
昨年11月15日(日本時間16日)に米・テキサス州アーリントンのAT&Tスタジアムで行われた第2戦でも、テイラーが95-94×3の僅差の判定勝利を収めたが、セラノの勝利を推す声も多数挙がっていた。
過去2度の対戦では、いずれも際どい判定で敗れているセラノだが、3度目に賭ける意欲は強く、今度こそと燃えている。いずれにしても、女子最強選手同士の戦いは、今度も大激戦となりそう。