3月7日(日本時間8日)、コスタリカ・カルタゴのポリデポルティボ・デ・カルタゴで開催された、WBA世界スーパーフライ級暫定王座戦。暫定王者デビッド・ヒメネス(コスタリカ)=16勝(11KO)1敗=に、同級13位キーヴィン・ララ(ニカラグア)=32勝(12KO)6敗1分=が挑んだ一戦は、ヒメネスが判定勝ち。

地元リングで初防衛戦に臨んだヒメネスは、大声援を受け持ち味である積極的アタックを敢行。終始アグレッシブに戦いララに迫ったが、2016年7月20日にエディオンアリーナ大阪で、井岡一翔(志成)=31勝(16KO)3敗1分=選手が保持していた、WBA世界フライ級王座に挑戦(11回KO負け)して以来の世界戦となるララもしつこく喰い下がり抵抗。

KOが期待されたヒメネスだが、ララの粘りの前に強打は不発に終わった。公式スコアはカルロス・マンサナレス(コスタリカ)120-108、アイーダ・テハダ(パナマ)119-109、アレックス・マリン(パナマ)116-112。

ヒメネスは昨年4月20日(日本時間21日)に米・ニューヨーク州ブルックリンのバークレイズ・センターで、1位にランクされていたジョン・ラミレス(米)=14勝(9KO)1敗=を、12回判定で破り獲得した暫定王座の初防衛に成功。

32歳のヒメネスはWBA王者フェルナンド・”プーマ”・マルティネス(アルゼンチン)=17戦全勝(9KO)=とのWBA王座統一戦を熱望。「準備は出来ている。勇気をもって対戦のチャンスを与えてほしい」と、その時が来るのを待ち望んでいる。

しかし、マルティネスは前WBA世界スーパーフライ級王者で、現在6位にランクされる井岡一翔(志成)=31勝(16KO)3敗1分=選手との再戦が、5月11日に日本での開催が伝えられており、ヒメネスの出番が回って来るのはまだ先になりそう。