WBO世界フェザー級王者ラファエル・エスピノサ(メキシコ)=28戦全勝(24KO)=をプロモートする、メキシコ・サンフェル・プロモーションのフェルナンド・ベルトランは、エスピノサの次戦対戦相手候補としてWBA世界同級王者ブランドン・フィゲロア(米)=27勝(20KO)2敗1分=の名前を挙げ、検討されている主な選択肢の一つであることを明らかにした。
エスピノサは昨年11月15日(日本時間16日)にメキシコ・サンルイスポトシで、アーノルド・ケガイ(ウクライナ)=23勝(14KO)3敗1分=を11回TKOで破り4度目の防衛に成功。全ての防衛戦を規定ラウンド内で片づけている。
一方のフィゲロアは2月7日(日本時間8日)に英・リバプールで、ニック・ボール(英)=23勝(13KO)1敗1分=を12回TKOで破り、昨年2月にスティーブン・フルトン(米)=23勝(8KO)2敗=に敗れ、WBC世界同級王座を失って以来、1年ぶりの世界王座返り咲きに成功。
身長175センチ、リーチ184センチのフィゲロアはこのクラスでは大きく、長いリーチをコンパクトに回転させる連打での接近戦が得意だが、エスピノサはフィゲロアを10センチ上回る185センチの長身で、リーチも188センチ。ロングレンジからのジャブと、接近戦でのアッパー連打には定評がある。
両者共に手数が多く、試合が実現すれば相当忙しい展開が予想される。フィゲロアがエスピノサのジャブをかいくぐり接近戦に持ち込んでも、真下から突き上げられるエスピノサの左右アッパーは厄介だ。タフネスではフィゲロアが上回ると思われるが、エスピノサもそう簡単には崩れないスタイルの持ち主で、スタミナにも不安がなく、最後まで激戦が繰り広げられる事になるだろう。

フィゲロアにはボール戦後、”リヤド・シーズン”を主導するサウジアラビアのトゥルキ・アラルシク大臣が、「ブランドン・フィゲロア選手、見事なリスクを冒し、チャンピオンの本拠地へ赴いて最終ラウンドに素晴らしいノックアウトでWBAフェザー級王座を奪取したその度胸に、心からの祝福を送ります。 9月12日リヤドでの初防衛戦を楽しみにしています」との祝福メッセージを送り、初防衛戦のサウジアラビア開催を申し出ている。
9月12日は元世界4階級制覇王者サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)=63勝(39KO)3敗2分=の復帰戦をメインとする、”メキシコvs世界”と題した興行の開催が決定している。
まさに”メキシコvs世界”と呼ぶのにふさわしい、エスピノサvsフィゲロアによる世界王者対決。サウジアラビア興行以外でも実現すれば話題を呼ぶ事は間違いない。今後の交渉に注目。
