5月30日(日本時間31日)に米・ニューヨーク州ブルックリンの・バークレイズ・センターでの開催を目指していた、WBO世界ウェルター級王者デビン・ヘイニー(米)=33勝(15KO)無敗1NC=と、WBA世界同級レギュラー王者ロランド・ロメロ(米))=17勝(13KO)2敗=による王座統一戦は、交渉の最終過程で中止が決定。

ロメロは「契約は完全に成立した」と自らが対戦契約書にサインした事をSNSで発信。ヘイニーに対し「早くサインしろ」と迫り、これを受けたヘイニーも「非常に高い確率で次に戦う事になる」と宣言。ヘイニーの実父でありトレーナー兼マネージャーのビル・ヘイニーが、金銭面での条件詳細の精査に入った事が伝えられていた。

試合はプレミア・ボクシング・チャンピオンズ(PBC)が主催し、Prime Video PPVでの放映が決まっていたが、ヘイニーはPBCが提示したファイトマネーの保証額に満足せず、次いで提案された興行利益の50%を支払うという条件も、陣営は不十分だとし、交渉は決裂した。

「ロリーは自分が何か大物であるかのように思い上がっている。私は他の選択肢を検討している。彼がそれほど集客力があるのなら、義務防衛戦でも戦えばいい」(ヘイニー)。

Devin & Bill Haney

金銭面にこだわるヘイニーを満足させる事が出来る対戦相手は、WBC世界同級王者ライアン・ガルシア(米)=25勝(20KO)2敗=しかないと思われ、それはガルシアの人気にヘイニーが乗るという構図で、ロメロをこき下ろすほどの人気はヘイニーにもないだろう。

ロメロはWBAの特別承認によりヘイニー戦へ舵を切った事が、WBAはロメロへの挑戦権を待つ同級1位シャハラム・ギヤソフ(ウズベキスタン)=17戦全勝(10KO)=と、同級6位ジャック・カテロール(英)=32勝(14KO)2敗=によるレギュラー王座決定戦を承認。

試合は5月23日(日本時間24日)にエジプト・ギザのピラミッド特設会場で開催される、WBC、IBF世界ヘビー級&WBA世界同級スーパー王者オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)=23戦全勝(14KO)=と、元キックボクシング王者のリコ・ヴァーホーベン(オランダ)の12回戦をメインとする興行へ組み込まれる事が伝えられている。

ヘイニーはガルシア戦へ向かうのか。宙に浮いたロメロは誰と戦う事になるのか。今後の展開に注目。