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5月16日(日本時間17日)、米・バージニア州ノーフォークのスコープ・アリーナで開催されたトップランク興行のメインイベント。スーパーライト級ノンタイトル12回戦。元WBO世界ライト級王者でWBO世界スーパーライト級1位、IBF4位にランクされるキーショーン・デービス(米)=14勝(10KO)無敗1NC=と、元WBC・USA・シルバー同級王者ナヒール・オルブライト(米)=17勝(7KO)2敗1NC=が対戦。

デービスとオルブライトは2023年10月14日(日本時間15日)に米・テキサス州ローゼンバーグで対戦。デービスが97-93、96-94、95-95のスコアで判定勝利したが、試合後に行われた薬物検査でマリファナの陽性反応が検出され、同月26日(日本時間27日)付けでテキサス州コミッションは試合結果をノーコンテストに変更。階級を上げての因縁の再戦となった。

生まれ故郷での凱旋試合となったデービスは、ジャブ、ワン・ツーと先手の攻めでスタート。オルブライトの反撃は素早いバックステップで外した。序盤戦はロングレンジでの探り合いとなったが、オルブライトが打ち込んで出るとデービスが懐に入り、もつれ合う場面が増える。

5回、両者打ち合いの最中、オルブライトの右がヒット。6回はデービスが速いコンビネーションで反撃。7回、デービスがオルブライトの体を持ち上げ高角度からキャンバスへ落とし、ラウンド終了後減点2。オルブライトが打ち気に出るが、デービスは速いワン・ツーをヒット。

Keyshawn Davis vs. Nahir Albright
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終盤に入りデービスはジャブ、いきなりの右ストレートでオルブライトを揺さぶり、機先を制し完全に主導権を握る。11回、後手に回り手数が減ったオルブライトはデービスの連打にさらされた。最終ラウンド、デービスは速い連打と、強い左フック、右ストレートを打ち分けオルブライトを圧倒し、試合終了ゴング。公式スコアは118-108、118-108、117-109でいずれもデービス。

148ポンド契約10回戦。前WBO世界ウェルター級王者でWBC世界同級5位、WBO6位、WBA7位、IBF10位にランクされるブライアン・ノーマンJr(米)=28勝(22KO)1敗2NC=が、元IBFインターナショナル同級王者ジョシュ・ワグナー(カナダ)=19勝(10KO)2敗=と対戦。

ノーマンJrは昨年11月22日(日本時間23日)にサウジアラビア・リヤドで、デビン・ヘイニー(米)=33勝(15KO)無敗1NC=に12回判定で敗れて以来の再起戦。トレーナーにはこれまでのノーマンSrに変わって、ロニー・シールズが就いた。

初回、早くて強い左ジャブでワグナーに迫ったノーマンJrは、続く第2ラウンド、開始間もなく強烈な左フックをヒット。グラりと来たワグナーに右ボディを突き刺し、コーナーに追い詰め左ボディから左右フックを叩き付けダウンを奪う。

Brian-Norman-Jr
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ワグナーは何とか立ち再開に応じたが、ノーマンJrが間髪入れず連打で襲い掛かると2度目のダウン。左肩を痛めた仕草を見せながら、どうにか立ち上がったワグナーにエリック・イリザリー(米)主審は、ドクターチェックを要請。しかし、負傷云々よりもダメージは甚大で診断結果を待つまでもなかった。2回1分24秒ノーマンJrが見事なTKO勝利で再起を飾った。

NABOフェザー級タイトルマッチ10回戦。王者でWBO世界同級7位にランクされるヤン・サンタナ(ドミニカ)=16戦全勝(13KO)=に、井上尚弥(大橋)選手のスパーリング・パートナーを務めた事もある、クリスティアン・クルス(メキシコ)=24勝(12KO)7敗2分=が挑戦。

26歳のサンタナはトップランク、ミゲール・コット・プロモーションおよびH2・エンターテインメントにより共同プロモートされる有望株。サウスポーのクルスは、2勝5敗から巻き返し這い上がって来た29歳で、これまでKOされた事はない。

Yan Santana vs. Cristian Cruz
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クルスは初回から積極的に前に出て左ストレート、左右フック、アッパーでサンタナを攪乱。173センチの長身サンタナは、下がりながら強い左フックを武器にカウンターを狙う。

中盤、サンタナはクルスのボディを狙うが、クルスはひるまない。左ストレートで飛び込み、押し込んで左右フックを放つかと思えば、サンタナが打ち気に出ると足を使い距離を取る。サンタナは時折強いパンチをヒットするが、クルスの手数と波状攻撃の前に被弾も多い。

9回、機を見て飛び込むクルスはボディ攻撃から左右フックを顔面へヒット。最終ラウンド、サンタナの強いボディがクルスを襲うが、クルスはひるまずサンタナの顔面へパンチを返す。試合終了ゴングが鳴ると両選手が勝利ポーズを取ったが、勝者はサンタナ。公式スコアは96-94、97-93、98-92。6ポイント差はなく、クルスの善戦が光った。

ウェルター級10回戦。キーショーンの兄ケルビン・デービス(米)=15勝(8KO)1敗=が、オルブライトに敗れた後の再起戦で、2024年2月にコナー・ベン(英)に12回判定負けのピーター・ドブソン(米)=17勝(10KO)3敗=と対戦。サウスポーのデービスは終始ロープを背にした戦いで、ドブソンも全く終えず、盛り上がりに欠けたまま試合は終了。デービスの手が挙がった。スコアは99-91、97-93デービスと、98-92ドブソン(これは驚き)のスプリット。

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