7月26日(日本時間27日)、米・ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデン・シアターで開催された、「Zuffa Boxing 9」のメインイベント。スーパーミドル級10回戦。元世界ランカーのエドガー・ベルランガ(プエルトリコ)=23勝(18KO)2敗=と、WBA世界同級11位、WBC12位スティーブン・バトラー(カナダ)=38勝(32KO)5敗1分=の一戦は、ベルランガが7回1分14秒TKO勝ち。
ベルランガは昨年7月、現WBO世界スーパーミドル級王者ハムザ・シーラーズ(英)=24勝(19KO)無敗1分=に5回KOで敗れて以来の再起戦。初回、両者ジャブの差し合いから右を打ち込むタイミングを探るスタート。2回終了間際、ロープを背にしたベルランガのテンプルにバトラーの右ストレートが決まると、ベルランガは脆くもダウン。
3回、打ち気に出たベルランガの右ストレートでバトラーは大きく体を泳がせる。ダウン寸前のピンチだったが、必死のクリンチで何とかこらえた。4回開始直後、バトラーにドクターチェックが入るが、ベルランガは深追いしない。5回、ベルランガの右ストレート、左フックでバトラーがふらつく。

6回終了間際、ベルランガの右ストレート、左フックがヒット。ぐらりと来たバトラーにベルランガは右フックを叩き付けダウンを奪う。しかしここはカウント9で終了ゴング。7回、ベルランガは左フックを決め、さらに右ストレート、左フックを追い打ちすると、エリック・ダリ(米)主審は試合をストップ。ベルランガが逆転KOで再起に成功し、世界ランク復帰を決定付けた。
ウェルター級10回戦。不敗のままIBF世界スーパーライト級王座を返上。IBF世界同級3位、WBA5位にランクされるリチャードソン・ヒッチンズ(米)=20戦全勝(8KO)=と、IBF世界同級7位、WBO11位リカルド・サラス(メキシコ)=24勝(18KO)2敗2分=の一戦は、ヒッチンズが判定勝ち。スコアは100-90×3。

序盤戦、下がりながらジャブを放つヒッチンズに対し、サラスはガードを上げ前進。ボディ攻撃から顔面へ右を叩き付ける。ヒッチンズはサラスを引き付けインサイドから右カウンター、左フックをヒット。5回、サラスのアタックは空を切り、ヒッチンズの速いコンビネーションが決まる。
6回以降、ヒッチンズはジャブを軸に角度を変えた左でサラスの前進をストップし、シャープな右ストレートを打ち込みリードを広げる。9回開始直後には顔面が腫れたサラスにドクターチェックが入るが試合は続行。何とか突破口を開きたかったサラスだがパンチは空を切るばかり。ヒッチンズも最後まで無理をせず安全運転のまま試合終了ゴングを聞いた。
ミドル級10回戦。ジャリル・ハケット(米)=12勝(9KO)1敗=と、元トップランカーで強豪との体戦経験も豊富なセルゲイ・デレイビャンチェンコ(ウクライナ)=16勝(11KO)6敗=の一戦は、ハケットが判定勝ち。

23歳のハケットと、40歳のデレイビャンチェンコの対戦は、ハケットのジャブにデレイビャンチェンコがタイミング良く右を合わせスタート。しかし、デレイビャンチェンコは序盤から両目上をカット。出血に悩まされる。5回、ハケットの右アッパーでデレイビャンチェンコはグラり。
ハケットの速いコンビネーションに対し、デレイビャンチェンコは右クロスから左アッパーを打ち込み抵抗するが、ハケットは被弾しながらも下がらず応戦。終盤戦、デレイビャンチェンコは逆転を狙いギアを上げたが、ここでもハケットは譲らぬ打ち合いを展開。そのまま押し切った。スコアは98-92、97-93、96-94。
ヘビー級10回戦。元世界ランカーのオットー・ワリン(スウェーデン)=28勝(16KO)3敗1NC=と、ウラジスラフ・シレンコ(ウクライナ)=22勝(19KO)1敗=の一戦は、シレンコが10回2分59秒KO勝ち。
試合はヘビー級らしからぬ力感に欠ける単調なパンチの交換が続き、コツコツとショートレンジからヒットを奪ったシレンコの判定勝ちかと思われたが、最終ラウンド終了ゴング寸前。シレンコの右ストレートから左フックがワリンのテンプルに決まりダウン。キャンバスへ突っ伏したワリンのダメージは甚大で、暫く立ち上がる事が出来なかった。
