8月22日(日本時間23日)に米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで開催された、PBC興行のメインイベント。WBA世界ウェルター級スーパー王者ローランド・ロメロ(米)=17勝(13KO)2敗=に、元世界2階級制覇王者で同級6位のテオフィモ・ロペス(米)=22勝(13KO)2敗=が挑んだ一戦は、ロペスが判定勝ちで新王者。
立ち上がり、ロペスがジワリと前に出てジャブから左フック、右ストレートを狙う。ロメロは足を使いながら左フックをカウンターで合わせるが後手に回る。先手を取ったロペスは右ストレートを上下に打ち込み、ロメロは左フックのカウンター狙いに徹する。
5回、ロペスの出鼻に左フックを合わせていたロメロが、一転、右フックをカウンターで打ち込むとロペスが大きくグラつく。続く連打でロペスは倒れ込んだがこれはスリップ。ロペスは右目上をカットし激しい出血。6回、ロペスの右ストレートに対し、ロメロは左フックをカウンター。7回終盤には、ロメロの左フック・カウンターでロペスがグラついた。

終盤に入っても互いにカウンターを警戒し、拮抗したラウンドが続く。10回、ロペスが攻めロメロは後退しカウンターを狙うが不発。11回、攻めるロペスの右ストレートとロメロの左フックが交錯。最終ラウンド、ロペスが前進しロメロは足を使う。思い切った打ち合いはなく、互いに警戒し合ったまま終了ゴングを聞き、両者共に勝利をアピール。
拮抗したラウンドが続いた試合は、ロペスの攻勢点かロメロのカウンターを取るかとなったが、公式スコアはティム・チータム(米)116-112、マックス・デルーカ(米)115-113でロペスと、グレン・フェルドマン(米)114-114の2-0。ロペスが3階級制覇を達成。敗者となったロメロは不服そうな顔でリングを降りたが、あまりに消極的過ぎた。

セミファイナルで行われたWBA中南米大陸ミドル級タイトルマッチ10回戦。王者でWBA、WBO世界同1位、WBC2位、IBF10位にランクされるヨエンリ・エルナンデス(キューバ)=10戦全勝(9KO)=に、WBC世界スーパーウェルター級7位のフランシスコ・ベロン(アルゼンチン)=17勝(10KO)1敗1分=が挑んだ一戦は、エルナンデスが判定勝ち。
試合開始からエルナンデスがパワー十分の右ストレートを軸に攻め込んだが、ベロンは決定打を許さない。5回にはベロンが攻勢に出て連打でエルナンデスに迫った。6回以降もエルナンデスはパワフルなパンチを打ち込み攻めたが、ベロンは動きながらコンパクトなパンチを返し応戦。最後までよく粘った。
期待されたKOは逃したが、エルナンデスのパワーある攻勢が試合を支配していた。公式スコアはエリック・チーク(米)99-91、デビッド・サザーランド(米)98-92でエルナンデスと、スティーブ・ワイスフェルド(米)95-95の2-0。
