WBO世界スーパーウェルター級王者ティム・チュー(オーストラリア)=24戦全勝(17KO)=の3度目の防衛戦は、3月30日(日本時間31日)に米・ラスベガスで、元WBC世界ウェルター級&WBAスーパー王者でWBA世界同級2位のキース・サーマン(米)=30勝(22KO)1敗1NC=を挑戦者に迎え行われる。試合はプレミア・ボクシング・チャンピオンズが新たに契約を締結した、マゾン・プライム・ビデオでPPV放映される興行のメインカードとなる

チューは昨年10月15日にオーストラリア・ブロードビーチのゴールド・コースト・コンベンション・センターで、WBC暫定王者ブライアン・メンドーサ(米)=22勝(16KO)3敗=を判定で破り2度目の防衛に成功した後、2024年の米国進出を明言していた。

一方、35歳のサーマンは昨年12月9日(日本時間10日)に、米・ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナで開催が予定されていた、Showtime Boxingのラスト放映興行で、WBA世界ウェルター級レギュラー王者エイマンタス・スタニオニス(リトアニア)=14勝(9KO)無敗1NC=へ挑む計画があったが、これは消滅。

2019年7月、マニー・パッキャオ(フィリピン)に敗れたサーマンが、その後リングに上がったのは、2022年2月に現WBC世界ウェルター級暫定王者マリオ・バリオス(米)=28勝(18KO)2敗=に12回判定勝ちを収めた試合のみ。それ以来、約25カ月ぶりの試合で、初のスーパーウェルター級戦と、不安材料が揃うが、果たしてどんなファイトを見せるのか注目。