5月12日にオーストラリア・パースのRACアリーナ(1万5000人収容)で開催された、WBC世界スーパーフライ級暫定王座決定戦は、同級6位ペドロ・ゲバラ(メキシコ)=42勝(22KO)4敗1分=が、同級4位アンドリュー・モロニー(オーストラリア)=26勝(16KO)4敗1NC=をスプリットの判定で破り、王座を獲得。
好スタートを切ったモロニーにだが、ゲバラはパワーパンチで対抗。ボディブローは効果的だった。
手数が減り後手に回ったモロニーは、中盤以降ポイントを失って行った。
公式スコアは、ウンベルト・オリバレス(メキシコ)115-113、ザナシール・タズナー(モンゴル9115-113でゲバラと、サマンサ・ブルナー(オーストラリア)116-113モロニーのスプリット。34歳のゲバラは2015年11月に仙台市で、木村 悠 (帝拳)選手に敗れ、WBC世界ライトフライ級王座を失って以来の王座返り咲きで、暫定ながら2階級制覇に成功。一方、判定に不満のモロニーはリング上で引退を声明している。