2月7日(日本時間8日)にWBAから指令されていた、世界ミニマム級スーパー王者ノックアウト・CPフレッシュマート(タイ)=24戦全勝(9KO)=と、同級1位ハサンボイ・ドゥスマトフ(ウズベキスタン)=6戦全勝(5KO)=による指名戦は、5月27日(日本時間28日)に入札の開催が決定。最低落札額は8万ドルで、報酬分配は王者75%、挑戦者25%となる。
33歳のノックアウトは、2022年7月にタイ・チョンブリーで、元WBC王者ワンヘン・ミナヨーティン(タイ)=55勝(19KO)3敗1NC=に判定勝ちして以来リングを遠ざかっている。
30歳のサウスポー、ドゥスマトフは2016年リオ五輪ライトフライ級で、全ての試合で1ポイントも失わずに金メダルを獲得。ドミトリー・ビボル(ロシア)、ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)らをマネージメントする、ヴァディム・コルニロフ(米)によりサポートされている。
4月14日(日本時間15日)にウズベキスタン・タシケントのフモ・アリーナで行われた最新試合では、IBA(国際ボクシング協会)フライ級王座決定戦で、WBA世界フライ級10位にランクされるサミュエル・カルモナ(スペイン)=10勝(4KO)2敗=を10回判定で破り王座を獲得。35万ドルの報酬を獲得したが、公式コミッションに認定された試合ではなかった為に、公式レコードには加えられていない。
入札ではドゥスマトフ陣営が強気で来ると思われ、タイ陣営はどう出るか。しかし、ウズベキスタン開催となる可能性が高いと見られている。