8月12日（日本時間13日）に米・・メリーランド州オクソンヒルのMGM・ナショナル・ハーバーで開催された、IBF世界バンタム級王座決定戦。元王者で同級2位のエマヌエル・ロドリゲス（プエルトリコ）＝23勝（13KO）2敗1NC＝と、同級3位メルビン・ロペス（ニカラグア）＝29勝（19KO）1敗＝の一戦は、ロドリゲスが判定勝ち。スコアは120‐105×3。
試合はロドリゲスが自分の距離を保ちながらサウスポーのロペスにプレスを掛け、右ストレート、左フックを武器に序盤からペースを掌握。後手に回ったロペスは攻め手を見出す事が出来ず、ロープを背負った戦いが続いた。バッティングで右目上が腫れたロドリゲスも深追いをしなかったが、迎えた最終ラウンド終盤、ロドリゲスの左ボディでロペスはダウン。カウント9で続行となったが、すぐに連打で2度目のダウン。ここも立ったロペスだが、ロドリゲスの追撃は鋭く3度目のダウンがコールされた後、試合終了ゴングとなった。
31歳のロドリゲスは2019年5月に井上尚弥（大橋）選手に2回TKOで敗れ失っていた王座の返り咲きに成功。初防衛戦は11日の挑戦者決定戦でクリスチャン・ヒメネス（メキシコ）を12回判定で破った、西田凌佑（六島）＝8戦全勝（1KO）＝選手の挑戦を受ける事になる。
