6月27日(日本時間28日)にギリシャ・アテネのオアカ・アリーナで予定されていた、49歳の元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザーJr(米)=50戦全勝(27KO)=と、45歳の元キック・ボクシング王者マイク・ザンビディス(ギリシャ)によるエキシビションマッチは、メイウェザーJrの金銭トラブルにより中止が決定。
また、9月26日(日本時間27日)に米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで計画されていた、47歳の元世界6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)=62勝(39KO)8敗3分=との約11年ぶりとなる公式試合12回戦もキャンセルされた。
メイウェザーJrと他の2試合の契約を結んでいるCSI社は、ザンビディスとのEXマッチの開催を阻止するため、ニューヨーク南部地区連邦地方裁判所に緊急差し止め命令を申請。
「原告らの申立てについてまだ判決が下されていないため、メイウェザーJr対ザンビディス戦は、当初予定されていた土曜日の夜にギリシャのアテネで開催されることはなくなりました。米国およびギリシャ国内での法的脅威により、同イベントのプロモーションや配信計画は事実上停止され、チケット販売も中止されました」(メリッサ・グラス弁護士)。

CSI社はメイウェザーJrと、59歳の元WBA、WBC、IBF世界ヘビー級統一王者マイク・タイソン(米)、パッキャオとの対戦に関する独占契約を締結。タイソンとのエキシビションマッチ出場への健康診断をパスしたメイウェザーJrは、15万ドルの前払い金を受け取ったその日に、ザンビディスとのEXマッチを発表。
5月に予定されていたタイソンとのEX戦は、タイソンのケガにより延期されたが、ザンビディス戦は契約に違反するものであり、メイウェザーJrはCSI社から受け取った多額のアドバンスの返還を求められ窮地に陥っている。
昨日公開されたSNSでのインタビューでメイウェザーJrは、「自分の無責任な決定のせいで月に500万ドルを費やしており、それが原因で時計のコレクションを売却せざるを得なくなったんだ。来月のお金さえもうない。どうしたらいいか分からない、全部失ってる」と涙ながらに語ったが、そこにはかつての面影はなかった。
もはや破産状態にあると見られているメイウェザーJrだが、このままでは終われないだろう。ここからどう這い上がるのか。今後の動向に注目。
