WBO世界クルーザー級王者クリス・ビラム・スミス(英)=19勝(13KO)1敗=と、同級1位リチャード・リアクポルヘ(英)=17戦全勝(13KO)=の指名戦は、6月15日(日本時間16日)に英・ロンドンのサッカー会場セルハースト・パーク(収容人員約2万5千人)で開催が決定。

昨年5月にローレンス・オコリー(英)=19勝(14KO)1敗=を12回判定に破り王座を獲得した、33歳のスミスは同年12月10日(日本時間11日)に、地元の英・ボーンマスのボーンマス・インターナショナル・センターで、同級6位にランクされていたマテウス・マステルナク(ポーランド)=47勝(31KO)6敗=に、8回2秒TKO勝ちで初防衛に成功。しかし、マステナルクの左ジャブ、右ストレートに苦戦。力づくで前進し、7回にマステナルクの肋骨を負傷させての勝利だった。

現在、5連続KO中の34歳、リアクポルヘはプロ8年目の世界初挑戦。196センチの長身から放たれる強打は威力がある。肉を切らせて骨を断つスタイルのスミスとの試合では、タフネスとスタミナが試される事になるが、王座交代の予想も多い。

セミファイナルには、WBO世界クルーザー級2位、WBC3位、IBF6位ミハウ・チェシラック(ポーランド)=26勝(20KO)2敗1NC=が出場。保持するEBU欧州王座を賭けて、WBA世界同級6位、WBC13位、WBO14位アイザック・チェンバレン(英)=16勝(8KO)2敗=と対戦する。