4団体統一世界ウェルター級王者テレンス・クロフォード(米)=40戦全勝(31KO)=は、9月30日(日本時間10月1日)に米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで開催される、4団体統一世界スーパーミドル級王者サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)=59勝(39KO)2敗1分=に、4団体統一世界スーパーウェルター級王者ジャーメル・チャーロ(米)=35勝(19KO)1敗1分=が挑戦するタイトル戦の勝者との対戦を希望。一気に3階級アップで4階級制覇と、3階級での4団体統一王者を目指す意向を明らかにした。
クロフォードは158ポンドから160ポンドのキャッチウェイトでカネロとの対戦を希望していたが、カネロはこれを即座に拒否。両選手の対戦は現実的ではないと思われていたが、ここに来てクロフォードが考え方を一変。一気にスーパーミドル級に上げて、カネロvsチャーロ勝者と対戦し、史上初となった2階級での4団体統一を超える、3階級での4団体統一王者を目指す。
クロフォードは7月29日(日本時間30日)に米・ラスベガスで戦った、エロール・スペンスJr(米)=28勝(22KO)1敗=との再戦契約があり、12月に階級を上げて戦う可能性が高いと見られている。一方のカネロはチャーロと戦うにあたり、PBCと3試合の契約を締結しており、クロフォードとのビッグマッチ実現も報酬次第であり得る。勝てると踏んだ相手と戦うカネロが、果たしてクロフォードを選ぶかどうか。さてまた、チャーロが予想を覆してカネロに勝ち、クロフォード戦へ向かうのか。今後に注目。