WBA世界スーパーライト級王者ローランド・ロメロ(米)=15勝(13KO)1敗=と、同級1位オハラ・デイビス(英)=25勝(18KO)2敗=の指名戦は、7月24日(日本時間25日)にパナマシティで入札の開催が決まっていたが、ロメロ陣営が負傷により戦うことが出来ないとして医療文書を提出。WBAはこれを審査する為に入札の無期限延期を決定していたが、ロメロに対し8月21日(日本時間22日)までに負傷を証明するMRIの提出を要求。

WBAは入札の開催が延期された後、ロメロに対し8月8日(日本時間9日)までにMRIの提出を求めていたが、これまで、何の返答もない状況にある。これに対し、デイビスとプロモーション契約を締結したゴルデン・ボーイ・プロモーションのオスカー・デラホーヤはWBAに対し、法的措置も辞さない姿勢でデイビスの指名挑戦実現を訴えていた。

ロメロvsデイビスの最低落札価格は11万ドルで、報酬分配はロメロが75%、デイビーズ25%となっているが、ロメロはWBAチャンピオンとなった直後から、昨年5月に6回TKOで敗れているWBA世界ライト級王者ジェルボンテ・デービス(米)=29戦全勝(27KO)=との再戦。今年4月、デービスに7回KO負けを喫したライアン・ガルシア(米)=23勝(19KO)1敗=と、いずれもビッグマネーが稼げる相手との対戦を希望している。果たして負傷は本当なのか。間もなく結論が出る。