7月11日(日本時間12日)、ロシア・モスクワのVTBアリーナで開催された「IBA Pro 19」のメインイベント。WBA世界ヘビー級タイトルマッチ。王者ムラト・ガシエフ(ロシア)=32勝(25KO)2敗1NC=に、挑戦者ピーター・カディル(ドイツ)=23勝(13KO)1敗=が挑んだ一戦は、ガシエフが6回1分TKO勝ち。
ガシエフは当初決まっていた同級14位トニー・ヨカ(フランス)=15勝(12KO)3敗=の負傷により、急遽出場が決った代理挑戦者のカディルを圧倒。初回から自在な攻撃で試合の主導権を握り、迎えた第6ラウンド、消耗の激しいカディルをコーナーに追い込み猛攻。挑戦者陣営が白いタオルを振り棄権の意思表示を示し試合はストップ。32歳のガシエフは労せずして初防衛に成功した。
WBAは試合3日前にカディルが試合に出場するにふさわしい体調であるとして、この試合を特別承認。しかし、カディルは前日計量でキャリア最高となる116.7キロを記録。5月15日(日本時間16日)の前戦から7.6キロも増やしており、距離感タイミング共に狂い、とてもトレーニングを積んで来たというコンディションには見えなかった。

WBAゴールド・インターナショナル王座決定12回戦。WBA世界同級10位アルテム・ススレンコフ(ロシア)=14戦全勝(9KO)=と、元WBO世界同級暫定王者ジョージョイス(英)=16勝(15KO)4敗=の一戦は、ススレンコフが11回TKO勝ちで新王者。
10回までよく粘ったジョイスだが、11回、自ら後ずさりし右グローブを振り棄権の意思表示。レフェリーはすぐには試合をストップせず、ススレンコフはジョイスにパンチを繰り出し襲い掛かる。しかし、もはや戦う気のないジョイスが首を振ると、ようやく試合はストップ。これで3連敗となった40歳のジョイスには引退を勧める声が多くあがっている。

WBA世界ライトヘビー級挑戦者決定12回戦。同級3位シャラブットディン・アタエフ(ロシア)=9戦全勝(5KO)=と、元IBF世界スーパーミドル級王者で同級10位のホセ・ウスカテギ(ベネズエラ)=34勝(29KO)5敗=の一戦は、アタエフが判定勝ち。スコアは119-109、119-109、118-110。
スーパーウェルター級10回戦。WBA世界同級1位パヴェル・ソスリン(ロシア)=13戦全勝(7KO)=は、エディ・コルメナレス(ベネズエラ)=12勝(12KO)3敗1分=に判定勝ち。
WBA東アジア・ライト級王座決定10回戦。タメルラン・オズドエフ(ロシア)=5戦全勝(3KO)=と、シヴァム(インド)=13勝(8KO)3敗1分=の一戦は、オズドエフが8回1分18秒TKO勝ちで新王者。
ウェルター級10回戦。IBF世界同級12位ヴァディム・ムサエフ(ロシア)=14戦全勝(9KO)=と、ファラハット・マニローラ(ウガンダ)=13勝(9KO)3敗=の一戦は、ムサエフが判定勝ち。
