WBC世界バンタム級王者”ビッグバン”・中谷潤人(M・T)=30戦全勝(23KO)=選手と、IBF世界同級王者西田凌佑(六島)選手=10戦全勝(2KO)=による王座統一戦が、6月の前半に計画されている事を、中谷選手のトレーナーであるルディ・エルナンデスが示唆。

中谷選手は2月24日に東京・有明アリーナで行われた3度目の防衛戦で、同級6位デビッド・クエジャール(メキシコ)=28勝(18KO)1敗=の挑戦を、全く危なげなく一蹴。3回3分4秒KO勝ちを飾ったが、試合後のリング上には西田選手が上がり、近い将来の対戦を予感させていた。

IBFは西田選手に対し、同級3位ホセ・サラス・レイエス(メキシコ)=15戦全勝(10KO)=との指名戦を指令しているが、中谷選手との王座統一戦を優先させ、特別承認する可能性もあるが、西田選手とレイエスの指名戦は、5月28日に横浜で予定されている、WBO世界同級王者武居由樹(大橋)=10戦全勝(8KO)=選手と、同級8位ユッタポン・トンデイ(タイ)=15戦全勝(9KO)=の2度目の防衛戦をメインとする興行に組みこまれるとの話もあり、エルナンデスは世界スーパーバンタム級4団体統一王者井上尚弥(大橋)=29戦全勝(26KO)=選手が、5月4日(日本時間5日)にメインイベントで出場する、米・ラスベガス興行のアンダーカードに、中谷選手が出場する準備があるともしている。

また、エルナンデスは中谷選手が西田選手に勝利した後は、WBA王者 堤 聖也(角海老宝石)=12勝(8KO)無敗3分=選手、WBO王者武居由樹(大橋)=10戦全勝(8KO)=選手との対戦を希望し、4団体王座統一を実現させる考えで、井上選手の準備が整い次第、階級を上げ挑戦する用意がある事を明らかにした。今後の動向に注目。