WBC世界ライトフライ級2位エリック・バディロ(メキシコ)=17戦全勝(8KO)=と、同級7位ジェラルド・サパタ(ニカラグア)=15勝(5KO)2敗1分=による、世界同級挑戦者決定戦は7月12日(日本時間13日)に米・カリフォルニア州フレズノのセーブマート・センターで開催されるPro Box プロモーション興行で行われる事が決定。
同日のメインイベントは、WBA世界スーパーミドル級3位、WBC9位、WBO15位にランクされるレスター・マルティネス(グアテマラ)=19戦全勝(16KO)=と、元EBUライトヘビー級王者ピエール・ユベール・ディボンブ(フランス)=22勝(12KO)2敗1分=のスーパーミドル級10回戦で、Pro Box TVにより配信される。
バディロvsサパタの勝者は、8月1日(日本時間2日)にベネズエラのカラカスで開催が決った、WBC世界同級王者パンヤ・プラダブスリ(タイ)=44勝(27KO)2敗=と、同級1位カルロス・カニサレス(ベネズエラ)=27勝(19KO)3敗1分=の再戦勝者への指名挑戦権を得る。

29歳のバディロは、「すべてのファイターが、WBCの緑のベルトを腰に巻くことを夢見ている。ついに私の時代がやってきた。プロモーターのオールスター・プロモーションに感謝します。このチャンスを無駄にするつもりはない。7月12日には必ず勝利する」と決意を表明。
30歳のサパタは、昨年6月7日(日本時間8日)に米・ニューヨーク州ヴェローナのターニング・ストーン・リゾート&カジノで、オスカー・コラーゾ(プエルトリコ)=12戦全勝(9KO)=の保持するWBO世界ミニマム級王座に挑み、12回大差の判定負け。
3月7日(日本時間8日)にニカラグア・マナグアで行われた再起戦では、元来のライトフライ級に戻し、WBO世界同級11位にランクされていたアザエル・ビジャール(パナマ)=21勝(15KO)4敗4分=を10回判定で破り、WBOラテン同級王座を獲得している。

パンヤvsカニサレスのダイレクトリマッチは、紆余曲折を経てカニサレスの地元カラカスでの対戦が決定。昨年12月26日にタイ・バンコクで行われたWBC世界同級王座決定戦では、2-0判定でパンヤの手が挙がったが、ラジャナムダン・スタジアムの観衆は、大ブーイング。
この判定は2024年最悪とまで批判されたが、今度はカニサレスの地元での戦いだけに、カニサレスが約4年ぶりに世界王者に返り咲く公算が高いと見られている。