WBCは世界ライト級2位シャクール・スティーブンソン(米)=20戦全勝(10KO)=と、同級4位フランク・マーティン(米)=18戦全勝(12KO)=による、同級王座決定戦を指令。交渉期間は9月5日(日本時間6日)までで、対戦同意に達しない場合は入札となる。

1位にランクされるワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)=17勝(11KO)3敗=は休養を必要とし、来年まで戦わない事を選択し、スティーブンソンとの王座決定戦を辞退。PBCで戦う3位イサック・クルス(メキシコ)=25勝(17KO)2敗1分=は、WBAレギュラー王者ジェルボンテ・デービス(米)=29戦全勝(27KO)=との再戦を目指しており、4位のマーティンに順番が回って来た。

スティーブンソンは11月18日(日本時間19日)に米・ラスベガスで王座決定戦を開催するプランがある事を、トップランクのボブ・アラムが明かしており、エロール・スペンスJrのマン・ダウン・プロモーションとプロモート契約を結び、主にPBC興行に出場しているマーティンとの交渉は興味深いが、入札となった場合でもトップランクが興行権獲得にビッグマネーを出すだろうと見られている。

WBCは世界ライト級王者デビン・ヘイニー(米)を休養王者に認定。ヘイニーは階級を上げWBC世界スーパーライト級王者レジス・プログレイス(米)の持つ王座へ挑戦する事が確実となっているが、35歳のロマチェンコは、ヘイニーとの再戦にこだわっていると伝えられている。