WBA世界スーパーミドル級レギュラー王者ハイメ・ムンギア(メキシコ)=45勝(35KO)2敗=をプロモートする、サンフェル・プロモーションのフェルナンド・ベルトランは、ムンギアの初防衛戦が9月12日にサウジアラビア・リヤドで開催される、WBC世界スーパーミドル級1位サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)=63勝(39KO)3敗2分=の復帰戦興行で行われる事を明らかにした。

ムンギアは2024年5月4日(日本時間5日)に米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで、4団体統一世界スーパーミドル級王座を保持していたカネロに挑戦したが、12回判定負けで初黒星を喫し王座獲得に失敗。

同年12月14日(日本時間15日)にメキシコ・ティファナで行われた再起2戦目で、EBUシルバー・スーパーミドル級王者ブルーノ・スラース(フランス)=26勝(5KO)1敗2分=とグローブを交えたが、まさかの6回逆転KO負けでキャリア初のKO負け。

Jaime Munguia vs. Bruno Surace

この試合の後、ムンギアはカネロのマネジャー&トレーナーのエディ・レイノソをトレーナーに迎え心機一転再浮上を目指し、昨年5月3日(日本時間4日)にサウジアラビア・リヤドで行われた再戦では、12回判定勝ちを収めたが、試合後、薬物検査陽性が判明。

ムンギアはスラースとの再戦試合後に行われた、VADA(自主的アンチドーピング協会)の薬物検査で、外因性テストステロンの陽性反応を検出。Bサンプルの検査結果も陽性だったが、リヤドでのボクシング興行を管理したBBBofC(英国ボクシング管理委員会)は、ムンギアに対する処分を保留という措置を取った。

これに対しムンギアは、「陽性結果はプレグネノロンの偶発的な混入による偽陽性だった」との声明を発し、陣営も「検出されたレベルは極めて低く、パフォーマンス上の利点はなく、全く偶発的なによるものだった」と釈明。

Jaime Munguia Eddy Reynoso

5月2日(日本時間3日)に米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで、約1年ぶりとなった復帰戦のリングに上がったムンギアは、WBA世界スーパーミドル級王者アルマンド・レセンディス(メキシコ)=16勝(11KO)3敗=を12回判定で破り、2階級制覇に成功。

初防衛戦の対戦相手は、カネロのアドバイザーを務める元ゴールデンボーイ・プロモーションのリチャード・シェーファーが、対戦相手候補を提案する事になっており、今後数週間以内に決定される。

9月のサウジアラビア興行は、カネロががWBC世界同級王者クリスチャン・ムビリ(フランス)=29勝(24KO)無敗1分=の持つ王座へ挑戦する事が確実で、スーパーミドル級の二つのタイトル戦が行われる事になった。