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5月9日(日本時間10日)、英・マンチェスターのコープライブ・アリーナで開催されたクイーンズベリー・プロモーション興行のメインイベント。WBO世界ヘビー級王者ファビオ・ウォードリー(英)=20勝(19KO)無敗1分=に、元WBA、IBF世界ヘビー級王者で同級3位にランクされるダニエル・デュボア(英)=22勝(21KO)3敗=が挑んだ一戦は、デュボアが11回28秒TKO勝ち。

初回開始間もなく、ウォードリーの右ストレートでデュボアは早くもダウン。再開後もウォ―ドリーの右ストレート、アッパーを喰ったデュボアは巨体を揺らしピンチに陥り、早いストップも予想された。第2ラウンド、何とか立て直したデュボアだが、3回、ウォードリーの横殴りの右を受け再び8カウントを聞いた。

劣勢に立たされたデュボアは、4回以降、ジャブを軸に機を見て右ストレートを打ち込み、主導権を取り戻していく。6回、ウォードリーの右は空を切り、鼻と口からの出血が激しくなる。終了間際にはデュボアの連打で足元がふらついた。

試合は完全にデュボアのペースとなり、ウォードリーの顔面は腫れ上がり出血で真っ赤。9回にはドクターチェックが入る。10回開始前にもチェックが入ったが試合は続行。疲労困憊のウォードリーは右強打を狙うがかなわず、終了間際デュボアの強烈な右ストレートがヒット。

Daniel Dubois vs. Fabio Wardley
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11回、すっかり消耗したウォードリーを追うデュボアの右ストレートが決まると、ハワード・フォスター(英)主審は試合をストップ。デュボアが昨年7月にオレクサンドル・ウシク(ウクライナ)=24戦全勝(15KO)=との再戦で5回KO負けを喫して以来の再起戦で、王座に返り咲いた。

WBAコンチネンタル・ゴールド・ウェルター級王座決定12回戦。WBO世界スーパーライト級6位ジャック・ラファティ(英)=26勝(17KO)無敗1分=と、元WBOグローバル同級王者エコウ・エスマン(英)=22勝(8KO)2敗=の一戦は、ラファティが6回3分TKO勝ちで新王者。

元世界2階級制覇王者でWBO世界ライトヘビー級1位にランクされるデビッド・モレル(キューバ)=12勝(9KO)1敗=と、ザック・チェリ(英)=16勝(8KO)3敗1分=の10回戦は、チェリが10回2分24秒TKO勝ち。まさかの番狂わせとなった。

Zak Chelli vs. David Morrell
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モレルは4月18日(日本時間19日)にWBO世界ライトヘビー級暫定王者カラム・スミス(英)=31勝(22KO)2敗=への挑戦が決まっていたが、スミスの負傷により直前にキャンセルとなり、調整試合としてチェリとの試合が急遽組み込まれた。

スミスが最前列で観戦する中行われた試合は、スピードとテクニックに勝るサウスポーのモレルが、自在の攻めで主導権を握ろうとするが、チェリは序盤から怯むことなく応戦。被弾もあるが豊富な運動量でモレルに喰らいつき、打撃戦に持ち込む。リズムを崩されたモレルは、終盤に入るとチェリの勢いの前に徐々にスローダウン。

第9ラウンド終盤、チェリの右オーバーハンドが決まるとモレルはピンチに陥り、必死のディフェンスで終了ゴングに逃げ込んだが、大きなダメージを被る。

そして最終ラウンド、一気に攻勢に出たチェリは左右の連打でモレルに襲い掛かる。右ストレートで後退し、コーナーを背にしたモレルにチェリの左右フックが決まると、モレルは頭をぐったりと前に倒す。ここでダレン・サーギンソン(英)主審が割って入り試合はストップ。28歳の学校教師チェリが殊勲の星を挙げた。

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