6月27日(日本時間28日)、米・ニューヨーク州ブルックリンのバークレイズ・センターで開催された、トップランク&マッチルーム・ボクシング興行で行われた、WBOラテン&NABFスーパーライト級王者でWBO世界同級2位、WBA12位、IBF13位、WBC14位のエミリアーノ・バルガス(米)=17戦全勝(14KO)=と、WBC・USA・シルバー同級王者ブライス・ミルズ(米)=22勝(9KO)1敗=による王座統一10回戦は、バルガスが4回1分17秒TKO勝ち。
元IBF・WBA世界スーパーウェルター級王者フェルナンド・バルガス2世のエミリアーノは、サウスポースタイルでスタート。ミルズは押し込んでワン・ツー。バルガスは左ボディアッパーを放ち、左ストレート、右フックを打ち込むが、ミルズも負けじと右ストレート、左フックを返し応戦。
3回、左ボディを決めたバルガスは、右フックを引っ掛けフラッシュ・ダウンを奪う。4回、前に出て来るミルズにバルガスの左ストレートがカウンターで決まるとミルズはダウン。再開後、一気の攻勢に出たバルガスはオーソドックス・スタイルから強烈な左フック、右ストレートをヒット。すかさず連打で襲い掛かるとリッキー・ゴンサレス(米)主審は試合をストップ。ミルズはキャンバスへ崩れ落ちた。

WBCシルバー・ライトヘビー級タイトルマッチ10回戦。王者でWBC世界同級2位、IBF3位、WBO13位にランクされるベン・ウィテカー(英)=11勝(8KO)無敗1分=に、挑戦者リチャード・リベラ(米)=27勝(20KO)2敗=が挑んだ一戦は、ウィテカ―が2回27秒TKO勝ち。
初回、米国リング第一戦となるウィテカーは191センチの長身から速いジャブを放ち、右ストレート、左ボディでリベラに迫る。終了間際には右フックを叩き込みダウンを奪った。2回、開始と共に出て来たリベラに、ウィテカーの左フックがカウンターで決まるとリベラはダウン。立ち上がり続行の意思表示を示したが、マイケル・グリフィン(カナダ)主審はあっさりと試合をストップ。

IBF北米、WBC・USA、NABOミドル級王座決定10回戦。IBF世界同級9位ジャヒ・タッカー(米)=16勝(7KO)1敗1分=と、WBA、WBO世界同級7位、IBF10位のユーリ・セデノ(ドミニカ)=14勝(12KO)無敗1分=の一戦は、タッカーが判定勝ち。
試合は上体を立てて構えるサウスポーのセデノに対し、タッカーが右ストレートからの連打を打ち込み好スタート。2回以降、セデノは距離を詰め左右フック、アッパーを強振。タッカーは動いてジャブ、速いストレートを返すが、3回、セデノの左ボディアッパーで動きが止まる。
セデノのパワーブローと、ポンポンと放たれるタッカーのストレート。一進一退の攻防戦が繰り広げられたが、6回になるとセデノの前進力が弱まり、タッカーのジャブが主導権を握る。中盤以降、タッカーの技巧の前にセデノの強打は空転し試合終了ゴング。公式スコアは98-92、97-93、95-95。しかし、イーブンはない。

スーパーフライ級6回戦。元世界2階級制覇王者ファン・マヌエル・ロペス(プエルトリコ)を父に持つ、ファンミタ・ロペス(プエルトリコ)=5戦全勝(2KO)=が、今年1月にスペイン・バンタム級王座決定10回戦でスプリットの判定負けを喫しているアルベルト・モトス(スペイン)=6勝2敗=と対戦。
サウスポーのロペスは速いジャブをサ差し込み、右フックを強振しスタート。落ち着いた戦いぶりでモトスにプレスを掛けたロペスは、モトスの左を外し右フックから左ストレートを強振。モトスは背中からキャンバスへ崩れ落ち上体を起こすのがやっと。レフェリーはカウント途中で試合をストップ。見事なワン・パンチKOだった。KOタイム初回2分5秒。
偉大な父の背中を追うファンミタはまだ20歳。デビュー当初は危なっかしい戦いぶりだったが、キャリアを積み確かな成長を遂げている。これで6回戦3勝目。今後のステップアップに注目。
