11月4日(日本時間5日)、モナコ・モンテカルロのカジノ・ド・モンテカルロで開催されたマッチルーム・ボクシング興行のメイン。IBF世界スーパーフェザー級戦。王者ジョー・コルディナ(英)=16戦全勝(9KO)=に、同級9位エドワード・バスケス(米)=15勝(3KO)1敗=が挑んだ一戦は、コルディナが判定勝ち。スコアは116-112、116-112、114-114の2-0。

序盤戦、一回り小さいバスケスに対し、コルディナは左ジャブを伸ばしボディを叩き、右アッパーを突き上げ、バスケスの接近をストップ。しかし、中盤になると体を振りながら機を見て飛び込み、しつこく連打を放つバスケスを持て余す場面も増えて来た。

迎えた終盤戦、コルディナのボディショットは強いが、自ら仕掛ける機会は減り空振りも目立つ。だが、対するバスケスも攻め切るまでには至らず、ポイントを引き寄せるには今一つの印象を残し、試合終了ゴングを聞いた。判定が告げられると不満の表情を見せたバスケスだが、勝ち切るにはパワー不足。コルディナは初防衛成功に安堵の表情を見せたが、バスケスにかき回され、不調ぶりが目立った。