2016リオ五輪ライトフライ級金メダリストで、WBA世界ミニマム級2位にランクされるハサンボーイ・ドゥスマトフ(ウズベキスタン)=6戦全勝(5KO)=が、4月14日(日本時間15日)にウズベキスタン・タシケントのフモ・アリーナで、WBA世界フライ級9位サミュエル・カルモナ(スペイン)=10勝(4KO)1敗=と対戦。試合はIBA(国際ボクシング協会)同級王座決定戦として行われる。

2019年11月にプロデビューし、5連続KO勝ちを記録していたドゥスマトフは、昨年11月に約15ヶ月振りにリングに登場したが、元WBOグローバル・ライトフライ級王者シファマンドラ・バレニ(南アフリカ)=21勝(8KO)6敗2分=を倒すことは出来ず10回判定勝ち。一気に2階級上げて世界ランカーとグローブを交えることになった。

対するカルモナもリオ五輪同級に出場し、準々決勝まで進出。2019年9月にプロデビューを果たすと、8連勝(4KO)の勢いを駆って、2022年12月にWBC世界フライ級王者フリオ・セサール・マルティネス(メキシコ)=20勝(15KO)3敗2NC=に挑戦。王者の強打を空転させる事には成功したが、ディフェンシブな戦いは評価されず、117-111、116-112、114-114の2-0のスコアで、マルティネスが判定勝ち。

再起後、カルモナは2連勝と再び上昇中。WBA世界フライ級のランキング上位進出を賭けた、元オリンピアン対決に注目。