WBO世界フライ級決定戦。同級2位加納 陸 (大成)=22勝(11KO)4敗2分=vs同級3位アンソニー・オラスクアガ(米)=6勝(4KO)1敗=。7月20日(土)、東京・両国国技館。帝拳プロモーション興行。
オラスクアガ昨年4月、ピンチヒッターで寺地拳四朗(B.M.B)選手の持っていた世界ライトフライ級王座に挑戦し、大善戦。
加納選手は2016年8月に高山勝成(石田)選手とのWBO世界ミニマム級王座決定戦に敗れて以来、約8年ぶりの世界戦。
WBO立会人はレオン・パノンシージョ(米・タイ在住)。
主審はホセ・ヒラム・リベラ(プエルトリコ)。
初回、加納選手は左ボディ、右フックでオラスクアガに迫った。
オラスクアガは、右ストレート、アッパーを中心に反撃。
2回、加納選手は左ストレート、右フックを打ち込んで行く。
オラスクアガの左アッパーがクリーンヒット。
3回、オラスクアガは右ストレート、左フックで加納選手に迫る。
加納選手も左ストレートを打ち返す。
加納選手も必死の反撃。
しかし、オラスクアガの左アッパーで加納選手はダウン。
加納選手はそのまま立てず試合終了。
KOタイム3回2分50秒。
初黒星を喫した寺地選手との世界戦後、「ピンチヒッターでよく戦った」との慰めの声に対し、「僕は勝ちたかったんだ」と涙したオラスクアガは、圧倒的なパワーの差を見せつけ、プロデビュー4年、8戦目で世界王座獲得。初防衛戦はWBO世界ライトフライ級王座を返上し1位にランクされる、ジョナサン・”ボンバ”・ゴンサレス(プエルトリコ)=28勝(14KO)3敗1分1NC=の挑戦を受ける事になるが、ここも突破できると見る。今後に注目。