7月4日(日本時間5日)、米・オハイオ州クリーブランドのウォルスタイン・センターで開催されたトップランク興行のメインイベント。WBO世界ライト級タイトルマッチ。王者アブドゥラ・メイソン(米)=20戦全勝(17KO)=に、同級6位アルバート・ベル(米)=28勝(9KO)無敗1NC=が挑んだ一戦は、メイソンが12回45秒TKO勝ち。
初回、183センチの長身、アップライトに構えるベルに対し、サウスポーのメイソンは左ストレートをボディに伸ばしスタート。ベルは右ストレートをカウンターで打ち込んだ。2回、ベルはジャブで距離を測り速い右ストレートをヒット。
3回、リーチでは3センチ上回るメイソンがプレスを強め、ジャブから左ストレートを上下に放つが、懐が深いベルは巧みなフットワークで外し、速い左右ストレートを返す。4回、踏み込んで打って来るメイソンに、ベルは右ストレート、アッパーをカウンター。
5回、メイソンの左ストレートがヒット。しかし、ベルもすかさず右ストレートを返し、左フック。メイソンが低く入って来ると右アッパーをカウンター。6回、ガードを高く上げたメイソンが入って来ると、ベルは速いコンビネーションで迎え撃ち、間が空くと右ストレート、ボディアッパーを打ち込んだ。

7回、メイソンが速いパンチを繰り出し攻勢に出るが、ベルは足と上体の動きで交わし右ストレート。右アッパーのカウンターも速い。しかし、メイソンは強引に手を出し続けた。8回、開始からメイソンがプレスを強め前に出て、左ストレートをヒット。ベルは手数が減りクリンチで逃げる。
9回、メイソンが前進し徹底的にベルのボディを攻める。後手に回ったベルは手が出ず試合の流れが完全に変わった。10回、メイソンは左ストレートからボディ攻め。手数が減ったベルの右アッパーカウンターは空を切る。
11回、試合の主導権を握ったメイソンは、ベルのボディを攻め、すかさず顔面へ左ストレートをヒット。足を使うベルは交わすのが精一杯で手が出ない。

最終ラウンド、開始ゴングと共にメイソンがベルに突進。左3連打をを叩き込みダウンを奪うと、再開後、一気のラッシュ。再び左が入りベルがキャンバスへ崩れ落ちると、マーク・ネルソン(米)主審は試合をストップ。メイソンが劇的なTKO勝利で初防衛に成功。
アンダーカードにはメイソン兄弟が出場。メイソンの23歳の兄アブドゥルラフマン・メイソン=2勝(2KO)=はライト級4回戦で、アルバロ・ウイサル・カブラル(米)=1勝=に判定勝ち。スコアは40-36×3。
20歳の弟イブラヒム・メイソン=2勝(2KO)=は、スーパーフェザー級4回戦でエリック・ハンリー(米)=1勝(1KO)2敗=に2回1分59秒TKO勝ち。
