7月4日(日本時間5日)、米・オハイオ州クリーブランドのウォルスタイン・センターで開催されたトップランク興行の共同メイン。WBC世界フェザー級タイトルマッチ。王者ブルース・キャリントン(米)=17戦全勝(10KO)=に、同級9位レネ・パラシオス(メキシコ)=19勝(10KO)無敗1分=が挑んだ一戦は、キャリントンが判定勝ち。
サウスポーのパラシオスは1月30日(日本時間31日)に、キャリントンがキャリア最大の苦戦を強いられた実力者スライマン・セガワ(ウガンダ)=18勝(7KO)6敗1分1NC=をスプリットの判定に破った勢いでの世界初挑戦。キャリントンとしては力の違いを見せたいマッチアップ。
序盤戦。キャリントンは速いジャブを軸にパラシオスの出方を伺い、右ストレート、アッパーを狙う。パラシオスは極端に手が出ない。3回終了間際にはキャリントンが連打を打ち込み優勢。
中盤に入ってもキャリントンに動きを読まれたパラシオスは手が出ず、キャリントンがハンドスピードを活かした連打で差を広げる。6回、パラシオスが圧力を強め出て来たが、キャリントンは引き寄せて右をカウンター。7回、距離が詰まっても手が出なくなったパラシオスは、時折強い左を振るうが虚しく空を切る。
8回、パラシオスの右フックがダッキングしたキャリントンの頭部をかすめると、キャリントンはキャンバスへ倒れ込むがスリップの裁定。手数少ないパラシオスに対し、キャリントンも無理はせず試合は盛り上がらない。10回には観衆から激しいブーイングが飛んだ。
11回、残り1分を切った所でパラシオスの左アッパーがキャリントンのボディにめり込むと、キャリントンは腹を抱え動きが止まり大ピンチに陥った。最終ラウンド、パラシオスは徹底的にキャリントンのボディを狙ったが、キャリントンは何とか凌ぎ切り試合終了ゴング。公式スコアは118-110、117-111、116-112。
キャリントンは1月31日(日本時間2月1日)に米・ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンで、カルロス・カストロ(米)=30勝(14KO)5敗=を9回KOで破り獲得した王座の初防衛に成功。王座の統一を宣言したが、試合内容は盛り上がりに欠け、右フックでの幻のダウン。ボディを打たれ逃げ回る姿は、この先に不安を残した。
WBC米大陸、NABOウェルター級タイトル&IBF北米同級王座決定10回戦。WBC米大陸王者クリストファー・”マシンガン”・ゲレロ(カナダ)=16戦全勝(9KO)=と、NABO同級王者でWBO世界同級10位、IBF14位のデランテ・”タイガー”・ジョンソン(米)=17戦全勝(8KO)=の一戦は、ジョンソンが判定勝ち。

東京五輪代表からプロ入りしたジョンソンは、プレスを掛け速いジャブを差し込み序盤をリード。ジョンソンのジャブの前に前進を阻まれたゲレロは、4回終盤ようやく右ストレートをヒット。しかし、流れは変わらず中盤以降もジョンソンのジャブ、ワン・ツーが試合を支配。
ゲレロは最後まで突破口を見出せず、ジョンソンも時折パワーパンチを放つもののゲレロが抵抗すると無理はせず試合終了ゴングを聞いた。公式スコアは100-92、99-91、99-91。
ライト級8回戦。トップランク期待の23歳、11戦全勝10KOのレコードを持つデリック・”スクーター”・デービス(米)と、カルロス・ラモス(スペイン)=18勝(10KO)4敗1分=の一戦は、デービスが判定勝ち。スコアは78-74、78-74、77-75。
デービスは序盤サウスポーラモスの左ストレート、ボディアッパーに苦しみながらも、終盤追い上げ勝利を手にしたが、スコア以上に接近した内容で、10連続KOの後、8回戦に上がりこれで2試合連続の判定決着となった。
