昨年12月31日に東京・大田区総合体育館で行われた、比嘉大吾(志成)=21勝(19KO)3敗1分=選手との世界ランカー対決で、4回2分29秒KOで敗れた後、4連勝(2KO)を続けていたナワポン・カイカンハー(タイ)=58勝(48KO)3敗1分=は、12月20日、タイ・バンコクのリングに登場。

ザ・バザール・ホテルで行われたABF(アジアボクシング連盟)スーパーバンタム級タイトル戦に出場した33歳のナワポンは、プロボクシング・デビュー戦のマジッド・カリミ(イラン)と対戦したが、意外にも5回TKOで敗れた。

カリミの左フックでキャンバスへ仰向けに倒れたナワポンは全く動かず、レフェリーはカウント途中で試合をストップ。その後も暫く立ちあがる事が出来ない衝撃的なKO劇だった。カリミはONEのリングで戦って来た28歳。

元WBC世界クルーザー級王者イルンガ・マカブ 再起戦 結果

12月21日(日本時間22日)、コンゴ・キンシャサのリングに登場した、ドン・キング傘下の元WBC世界クルーザー級王者で同級9位にランクされるイルンガ・マカブ(コンゴ)=29勝(25KO)4敗=は、ワグディ・アティア(エジプト)=11勝(10KO)1敗=とグローブを交え3回TKO勝利を収めた。

最近上昇中の世界ヘビー級上位ランカー、マーティン・バコレ(コンゴ)=21勝(16KO)1敗=を弟に持つ、37歳のマカブは、昨年11月4日(日本時間5日)に米・フロリダ州マイアミのカジノ・マイアミ・ハイアライで開催されたドン・キング興行で、ノエル・ゲボル・ミカエリアン(独)=27勝(12KO)2敗=とのWBC世界クルーザー級王座決定戦で、3回TKO負けを喫して以来の再起戦だった。